ある程度寒い季節に着るトップスのなかには、首を覆うような襟のシャツやセーターなどがあり、このようなものを「タートルネック」と呼ぶことがあります。
それでは、この「タートルネック」とはどういう意味でしょうか。
また、「とっくりセーター」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「タートルネック」と「とっくりセーター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「タートルネック」とは?
「タートルネック」とは、襟の部分が長くなって首を覆うようになっているシャツやセーターのことを指す言葉です。
もともとはヨーロッパの1800年代に兵士の首を守るために鎧の下に来ていたシャツから着ているもので、その後は防寒やファッションの色合いが強くなっています。
名前の通り、亀の首のように長くなっていることから名付けられました。
「とっくりセーター」とは?
「とっくりセーター」とは、襟の部分が長くなって首を覆うようになっている主にセーターのことを指す言葉です。
お酒を飲むときに使う「とっくり」の「首」と呼ばれる持つ部分が細くなっていることから名付けられました。
昭和のフォークソング全盛の時代にはアーティストも「とっくりセーター」を着ていることが多く、名前として広まりましたが、現在ではあまり使われなくなっています。
「タートルネック」と「とっくりセーター」の違い
「タートルネック」と「とっくりセーター」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、高い襟である程度首に密着しているもののことを示す言葉であることは同じで。
確かに「ちょっと古い言い方」と「かなり古い言い方」という違いがありますが、どちらを使っても問題ない場合が多いのも事実です。
しかし、細かい違いとしては対象範囲という部分があります。
つまり、「とっくり」という言葉の場合はほぼセーターのことしか言いませんが、「タートルネック」の場合は、コットンシャツ、スエットなどの他のタイプのものに関しても用いられます。
そもそも引き合いに出している「亀の首」と「とっくりの首」に関してはどちらが相応しいと言うのは主観の問題なので、ここで区別することはできないでしょう。
まとめ
この記事では、「タートルネック」と「とっくりセーター」の違いを、解説してきました。
同じような襟を持つものとして「ハイネック」というものもありますが、現在はこの表現を用いるのが最も多いと言えるでしょう。