この記事では、“abandon”と“abundant”の違いを分かりやすく説明していきます。
「abandon」とは?
“abandon”には、3つの意味があります。
1つめは、大切な物・人・場所などをやむなく捨てるです。
やむなくとは、他に方法がなく仕方がないという意味です。
“abandon”は要らないから捨てるという意味ではなく、他にどうしようもないので仕方がなく捨てるという意味になります。
母親が赤ん坊を捨てたことで考えてみます。
この母親は、経済的に困っており、赤ん坊を育てられなかったのかもしれません。
あるいは、自分の命がわずかなために育てられず、捨てたのかもしれません。
これは、要らないから捨てたのではなく、仕方がなく捨てたといえるでしょう。
2つめの意味は、主義・政策・権利などをやむなく捨てるです。
ある政党に所属していたけれど、その政党の考えと自分の考えがあわなくなったとき、議員はその政党から離れることがあります。
これは、仕方がないので政党を捨てているといえるでしょう。
こういったことを指しています。
3つめの意味は、行動や努力を断念するです。
努力していたことを途中でやめてしまうのは残念です。
しかし、何らかの事情で仕方がなく努力してきたことを捨てなければならないことはあります。
やむなく中断をするのです。
きっぱりとあきらめてやめることを意味しています。
「abandon」の使い方
捨てるという意味で使用をします。
要らないから捨てるのではなく、他にやり方がないので仕方がなく捨てるという意味です。
「abundant」とは?
“abundant”には、2つの意味があります。
1つめは、物などが豊富な、ありあまるです。
ふんだんにあるさまを意味しています。
作物のことで考えてみます。
今年は豊作で去年よりもたくさんの作物を収穫できました。
家族全員が食べてもまだあまるほどです。
このようなさまを、豊富な、ありあまるといいます。
もう一つの意味は、物などがある場所に大量にあるのです。
田んぼはカエルの住処にされやすい場所です。
1つの田んぼに数十匹ものカエルがいることもあります。
これは、ある場所に大量にカエルがいるということができます。
鉱山と呼ばれる場所には、鉱物がたくさん存在しています。
他の場所に比べると大量にあるということができます。
こういったさまを意味する言葉です。
「abundant」の使い方
あまるほどにたくさんという意味で使用をします。
物がありあまるほど、場所に大量にあることなどをいいます。
「abandon」と「abundant」の違い
つづりが似ている言葉ですが、意味はまったく違います。
“abandon”はやむなく捨てる、“abundant”は豊富なという意味を持ち、それぞれの言葉が持っている意味は異なります。
まとめ
つづりは似ていますが、2つの言葉の意味はまったく違います。