この記事では、「江戸幕府」と「明治政府」の違いを分かりやすく説明していきます。
「江戸幕府(えどばくふ)」とは?
「江戸幕府」とは、1603年(慶長8年)に成立し、1867年(慶応3年)まで続いてた日本の武家政権です。
この江戸幕府が敷かれていた期間は日本史において「江戸時代」と呼ばれており、徳川家が代々将軍職を務めたことから「徳川幕府(とくがわばくふ)」とも呼ばれています。
それまで政権を握っていた「豊臣秀吉」が没した後、当時、五大老の地位にあった「徳川家康」は関ケ原にて西軍に勝利し、征夷大将軍へと任命されました。
そして、初代征夷大将軍となった「徳川家康」は武蔵国江戸に幕府を樹立、これが「江戸幕府」の始まりとなるのです。
そこから、264年ものあいだ、「江戸幕府」は日本全国を掌握しますが、1867年(慶応3年)に第15代将軍「徳川慶喜」が「大政奉還」により政権を天皇へ返上したことで「江戸幕府」は終焉を迎えるのでした。
「明治政府(めいじせいふ)」とは?
「明治政府」とは、1868年(慶応4年)に成立し、1912年(明治45年)まで続いた日本の政府です。
1867年(慶応3年)に当時の将軍「徳川慶喜」による「大政奉還」により、終焉を迎えた江戸幕府に代わって、「明治政府」が発足し、年号も「江戸」から「明治」へと改められました。
「明治政府」は江戸幕府倒幕の立役者となった薩摩藩と長州藩出身者を中心に築かれ、「藩閥政府(はんばつせいふ)」としての側面も持っていました。
「明治政府」では日本を西洋列強と並ぶ強い国家とするために、「富国強兵」や「近代化」をはじめとした改革が推し進められていったのです。
そして、1912年(明治45年)に「明治天皇」が崩御すると、「明治時代」と共に「明治政府」も終焉を迎えたのでした。
「江戸幕府」と「明治政府」の違い
「江戸幕府」と「明治政府」の違いを、分かりやすく解説します。
「江戸幕府」は1603年(慶長8年)に成立し、1867年(慶応3年)まで続いてた日本の武家政権です。
そして、その「江戸幕府」に変わって、1868年(慶応4年)に成立し、1912年(明治45年)まで続いた日本の政府が「明治政府」になります。
まとめ
「江戸幕府」倒幕の後に成立した新政府が「明治政府」ということでした。