この記事では、「昆布だし」と「昆布茶」の違いを分かりやすく説明していきます。
「昆布だし」とは?
昆布からとっただしのことです。
「だし」とは、昆布や鰹節などを煮出して得られる、うまみのある汁のことです。
昆布にはグルタミン酸が含まれており、これがうまみのもととなります。
作り方を簡単に説明します。
材料は昆布と水です。
昆布の種類には、日高昆布・利尻昆布・真昆布などがありますが、どのような種類でも構いません。
ただし、煮昆布用や食酢などの成分が使われているものは適していません。
固く絞ったふきんで昆布の表面をさっと拭き取ります。
昆布の表面についている白い粉はうまみ成分なので、しっかり取り除く必要はありません。
鍋に水と昆布を入れ、30分ほどおきます。
中火にかけ、沸騰寸前で昆布を取り出し、完成です。
お湯や水に溶かすことで使用できる「昆布だしのもと」も販売されています。
「昆布だし」は、味噌汁、おでん、鍋物、湯豆腐などに活用されます。
「昆布茶」とは?
昆布を乾燥させ、細かく砕くか粉末状にした、湯を加えて飲む飲料のことです。
製品として販売されているものは、食塩、砂糖、調味料などを加えています。
また、梅やあられなどを加えた製品もあります。
「茶」とはいいますが、緑茶が配合されているのではありません。
しかし、中には玉露を配合したものもあります。
湯を加えて飲むだけでなく、調味料として和え物、パスタ、スープなどに加えて利用できます。
「昆布だし」と「昆布茶」の違い
「昆布だし」と「昆布茶」の違いを、分かりやすく解説します。
昆布を使用している点は同じですが、2つのものは別のものです。
前者は、昆布からとっただしのことです。
煮出して得ることができ、料理に活用されています。
後者は昆布を細かくするか粉末にした飲料のことです。
昆布以外の成分も配合されています。
飲料として摂取することが主なものですが、料理にも活用することができます。
まとめ
昆布を使ったものである点は同じですが、昆布を煮出したものなのか、細かくあるいは粉末にしたものに湯をかけて飲むものなのかという違いがあります。