この記事では、「すり流し」と「ポタージュ」の違いについて紹介します。
すり流しとは?
すり流しとは、野菜や魚介類、豆腐などをすり潰して出汁でのばし加熱した汁物のことをいいます。
すり流し汁と呼ばれることもあります。
漢字では「擂り流し」と書きます。
すり流しは和食の調理法の一つで、口当たりが優しくのど越しも滑らかになります。
冬には温かいものにし、夏には冷たくして頂くことができます。
食材を丸ごと使うので、栄養も凝縮されています。
すり流しに使う魚介類には、サンマやイワシ、アジなどの青魚や白身魚、マグロ、ウニ、ハモ、カニ、エビなどがあります。
野菜ではカボチャや栗、枝豆、銀杏、冬瓜などがよく使われる食材です。
また、鶏肉などを使うこともあります。
カボチャのすり流しでは、カボチャの皮をむいて蒸し裏ごしして使います。
すまし仕立てと味噌仕立てがあります。
ポタージュとは?
ポタージュは、食材をミキサーなどにかけてつくるとろみのあるスープのことをいいます。
フランス料理の1つですが、フランスではポタージュといとスープ全般のことを指します。
日本では野菜を使うクリームスープのことをポタージュと呼ぶことが多いです。
トウモロコシやジャガイモ、カボチャ、ほうれん草などが使われます。
何種類かの野菜を組み合わせて作る場合もあります。
すり流しとポタージュの違い
すり流しは和風のポタージュと呼ばれることもあり、滑らかな口当たりとのど越しなのは似ています。
すり流しに使われる食材は様々で、野菜以外にも魚介類や鶏肉、豆腐などを使うこともあります。
それに対してポタージュは、基本的に野菜を使ったスープです。
また、すり流しには出汁を使いますが、ポタージュにはブイヨンやコンソメ、バター、牛乳などを使うことが多いです。
まとめ
すり流しとポタージュでは使用する食材に違いがあります。
野菜を使うことが多いのがポタージュで、魚介類や豆腐、鶏肉なども使うのがすり流しです。