「スユク」と「ポッサム」の違いとは?分かりやすく解釈

「スユク」と「ポッサム」の違い食べ物・飲み物

この記事では、「スユク」「ポッサム」の違いを分かりやすく説明していきます。

「スユク」とは?

「スユク」は、韓国の料理で、ブロック牛肉を茹でて茹でたものを酢醤油で食べます。

なお、「スユク」は、地域によっては牛筋のある牛肉のことになり、じっくりと茹でることで牛筋が柔らかくなります。

なお、豚肉でも「スユク」になり、食べ方は同じで酢醤油のたれにつけて食べます。


「ポッサム」とは?

「ポッサム」は茹でた豚肉にたれをつけて食べます。

この時たれはキムチや酢醤油になり、レタスなどに豚肉を巻いてから食べます。

ちなみにブロックの豚肉をゆでてから食べやすいように切り分け、お皿に乗せてレタスを添えそのレタスに豚肉を巻いてたれをつけるという流れです。

ちなみにこの料理、元宮廷料理で、豚肉が主要材料であるのは、当時牛肉が高級食材であるがゆえ、使用できず、かつレタスも使用しておらず、レタスの代わりに塩漬けした白菜を使用していました。


「スユク」と「ポッサム」の違い

両者の違いは、「スユク」は、「ポッサム」という宮廷料理の簡易版で、牛肉や豚肉でも代用ができ、たれのみで食べます。

一方、「ポッサム」は、豚肉でレタスに巻いて食べる宮廷の料理でして、元々は、レタスに巻いて食べるのではなく、塩漬けした日持ちする白菜に巻いて食べるというものでした。

まとめ

「スユク」については、牛肉が高級であった昔の「ポッサム」という料理の簡易版で牛肉でも豚肉のどちらでも主要材料になり、どちらを使用しても「スユク」です。

一方「ポッサム」は、豚肉が主原料で牛は許されません。

そのうえで、昔の「ポッサム」は、レタスという素材はありませんので、白菜で代用で、白菜に豚肉とキムチを巻いてたれにつけて食べます。

これは、昔の韓国では、宮廷においても牛肉は食べることが許されない食材で、水牛のように労働者であったがゆえ、食用で育てていた豚を消費して、生み出されたのが、「ポッサム」になり、牛肉がそれほど高級でなくなると「スユク」という料理になったということです。