「あおさ」と「青のり」と「海苔」の違いとは?分かりやすく解釈

「あおさ」と「青のり」と「海苔」の違い食べ物・飲み物

この記事では、「あおさ」「青のり」「海苔」の違いを分かりやすく説明していきます。

「あおさ」とは?

アオサ属に分類される緑藻です。

食品として販売されているものは、ヒトエグサ属のヒトエグサが用いられています。

これは「アオサノリ」ともいいます。

食品として多く出回っているものは、一般的に乾燥させた状態になっています。

生育していたときの形をある程度とどめたまま販売されているものもあれば、粉状にして販売しているものもあります。

ふりかけにしたり、味噌汁に加えたりなどして食べます。


「あおさ」の例文

・『あおさを焼きそばにかける』
・『あおさをたっぷりと食べる』


「青のり」とは?

アオサ科アオノリ属です。

スジアオノリ、ウスバアオノリ、ヒラアオノリなどの種類があります。

この植物は海岸や河口付近の岩場に生育をします。

販売されているものは養殖であることが少なくありません。

商品として販売されているものは、海藻の形をほぼとどめた状態のものもあれば、粉状になっているものもあります。

味噌汁に加えたり、焼きそば、お好み焼き、たこ焼きなどにかけたりして食べます。

また、ポテトチップスのうすしお味にはなくてはならないものです。

パラパラとしているものは歯にくっつきやすいです。

「青のり」の例文

・『青のりをたっぷりかけた焼きそば』
・『青のりを購入する』

「海苔」とは

ウシケノリ科アマノリ属の紅藻のことです。

海岸のしぶきがかかる岩場に生育をしています。

販売されているものの多くは養殖です。

食品としてできるまでを簡単に説明します。

まず、たねを用意しています。

海藻は胞子によって繁殖をします。

野菜の種のように保存できないので、次の養殖にむけて用意しておきます。

養殖をする場合、胞子から貝殻糸状体にして増やす必要がります。

貝殻に付着させて成長させます。

養殖は海で行われます。

支柱式養殖と浮流し養殖の2通りがあります。

支柱式養殖の場合だと、支柱を立てて、そこに育てたノリのたねをぶら下げます。

成長してきたら摘み取りです。

摘み取ったものを板状に広げて乾燥させたものが、現在スーパーなどでよく目にするものです。

食品としては、乾燥した板状になったものはおにぎり、寿司などに使用されています。

その他にもパスタやそばなどのトッピングにも活用されます。

生のものもありますが、採れる時期が限られているので滅多に手に入れることはできません。

「海苔」の例文

・『おにぎりに海苔をまく』
・『海苔で歯がまっくろ』

「あおさ」と「青のり」と「海苔」の違い

1つめと2つめはは緑藻、3つめは紅藻です。

1つめはアオサ属で、2つめはアオノリ属という違いがあります。

しかし、ヒトエグサをこの2つの名で呼ぶことがあります。

食用にされている点は同じで、何かにかけて食べられています。

まとめ

どれも海藻ですが、それぞれ属が違います。

また、緑藻なの、褐藻なのかという点にも違いがあります。