「大豆油」と「サラダ油」の違いとは?分かりやすく解釈

「大豆油」と「サラダ油」の違い食べ物・飲み物

食用油の「大豆油」「サラダ油」はどちらもスーパーなどで普通に売られている一般的な油ですが、どのような違いで区別されているのでしょうか。

今回は、「大豆油」「サラダ油」の違いを解説します。

「大豆油」とは?

「大豆油」とは、「大豆を絞って作る油」です。


「大豆油」の使い方

豆腐や味噌の原料として広く使われている大豆を原料とする食用油で、大豆に圧力をかけて含まれている油分を抽出し精製して作られます。

食用油としては比較的安価でクセも少なく調理に使いやすいことから揚げ油や炒め油など様々な用途に使われています。


「サラダ油」とは?

「サラダ油」とは、「サラダドレッシングに使えるよう精製度を高めて作られた食用油」です。

「サラダ油」の使い方

日本農林規格(JIS)が定める油の規格の一つで0℃の温度で5. 5時間放置しても凝固や白濁の無い油を「サラダ油」に分類しています。

本来は非加熱調理でも食用に使える油全般を指していましたが、現在ではJISの基準を満たす油を「サラダ油」としています。

精製度が高くクセや匂いが少ないことから非加熱のサラダドレッシングに適していますが、食材に匂いや風味が移らないことから加熱調理にも広く使用されています。

「大豆油」と「サラダ油」の違い

「大豆油」「サラダ油」の違いは「原材料」です。

「大豆油」は大豆から作られた油のみを指しますが「サラダ油」は原材料に関わらず低温で凝固や濁りが見られないJISの基準を満たす油全般を指します。

菜種や綿実、ヒマワリの種やコーンなど様々な原材料からとられた油が「サラダ油」として販売されています。

「大豆油」の中でも精製度が高くJISの基準を満たすものであれば「サラダ油」として販売可能です。

「大豆油」「サラダ油」に比べて独特の風味や香りが感じられますが大豆の特徴を料理に活かせます。

「サラダ油」はクセが少なくどんな料理にも合いますが際立った個性がないため油の特徴を活かす料理には不向きです。

まとめ

「大豆油」「サラダ油」は同じ食用油でも全く個性が異なります。

料理や用途によって向き不向きがはっきり分かれるので目的に合った油を選ぶと料理の味が引き立ちます。