金利を知るうえで必要となる「単利」と「複利」の違い。
この違いを知らなければ損をする可能性もあります。
この記事では、「単利」と「複利」の違いを分かりやすく説明していきます。
「単利」とは?
「単利」は、初めの元本だけに利息が付くものとなります。
元本は初めの金額のみを指します。
その後の利息や配当金などで増えたものは含まれません。
元本が50万円で始めた貯蓄や投資の場合、時間の経過とともに51万円、52万円と増えることが考えられます。
しかし、この増えた金額にあたる1万円や2万円は利息の対象にはならず、何年も経過し、どれだけお金を増やすことができたとしても、元本の50万円にだけ利息が付くことになります。
「複利」とは?
「複利」は、初めの元本に加え、その後、利息や配当金などで増えた金額にも利息が付くものとなります。
元本は初めの金額のみを指します。
その後の利息や配当金などで増えたものは含まれません。
元本が50万円で始めた貯蓄や投資の場合、時間の経過とともに51万円、52万円と増えることが考えられます。
これらは1万円、2万円は元本ではなく、利息や配当金です。
そして、「複利」の場合、この1万円、2万円を含めた金額、51万円、52万円に利息が付くことになります。
「単利」と「複利」の違い
「単利」は、元本のみに利息が付くこと。
そして、「複利」は、元本プラス増えた利息や配当金に対しても利息が付くこととなります。
このような大きな違いがあります。
「単利」は、個人向け国債や地方債などが多く、「単利」には「単利」のメリットがあります。
「単利」の場合、定期的に利息を受け取ることができ、着実に資産運用を行うことが可能となります。
一方、定期預金などに多い「複利」。
この場合、元本に利息や配当金がプラスされるため、より効率よくお金を増やすことができるといったメリットがあります。
まとめ
以上のような違いがある「単利」と「複利」。
長期的に考えた場合、「複利」の方がお得にお金を増やすことができる仕組みとなります。