この記事では、「専願」と「推薦」の違いを分かりやすく説明していきます。
「専願」とは?
「専願」は「せんがん」と読みます。
意味は「入試の形式で、合格したら必ず入学すると意思表示して、第一志望の学校のみに出願すること」です。
「専願」の言葉の使い方
「専願」は名詞として「専願する・した」「専願入試」などと使われます。
「専」は「もっぱ(ら)」とも読み「他の事はおいてそれだけに集中する」「ひとり占めにする」という意味、「願」は「ねが(う)」とも読み「祈り求める」「請い求める」という意味、「専願」で「その学校だけに集中して願書を出すこと」になります。
学校によっては「単願(たんがん)」と言うこともあります。
「推薦」とは?
「推薦」は「すいせん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「人をある地位や名誉にふさわしいとして他人にすすめること」という意味です。
2つ目は「良いものであると人におすすめすすること」という意味です。
3つ目は「入試の形式で、学校の校長からこの生徒をおすすめするとして書類を発行してもらい、受験すること」という意味です。
「推薦」の言葉の使い方
「推薦」は名詞として「推薦する・した」「推薦される」「推薦入試」などと使われます。
「推」は「お(す)」とも読み「前の方におし出す」から転じて「用いてもらうように人を後おしする」という意味、「薦」は「すす(める)」とも読み「人を取り上げ用いるように進言する」という意味、「推薦」で「人を用いてもらう様に後追しすること」という意味です。
「専願」と「推薦」の違い
「専願」は「その学校だけに集中して願書を出すこと」です。
「推薦」は「人を用いてもらう様に後追しすること」です。
「専願」の例文
「専願」の例文は以下の通りです。
・『専願で私立高校を受験する』
・『専願の方が合格率は高い』
「推薦」の例文
「推薦」の例文は以下の通りです。
・『推薦入試の場合、面接と作文のみだ』
・『推薦でも必ず合格するとは限らない』
まとめ
今回は「専願」と「推薦」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。