この記事では、「赤ピーマン」と「パプリカ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「赤ピーマン」とは?
ピーマンの完熟したものです。
ピーマンとは、中南米の熱帯地方が原産地とされている、ナス科トウガラシ属の植物です。
日本では夏が旬で、5〜9月ころに多く出回ります。
1個当たりの重さは20〜50gほどです。
緑色をしているのは、未熟な状態だからです。
完熟するまで栽培をすると、実が赤くなります。
これを「赤ピーマン」と呼んでいます。
緑色のものに比べて甘みがあることが特徴です。
赤色はカプサイチンという色素によるもので、この色素には抗酸化作用が期待できます。
食べ方は、炒め物やピーマンの肉詰めなどです。
完熟しているため日持ちはあまりよくありません。
キッチンぺーパーや新聞紙で包み、ポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存をします。
「パプリカ」とは?
ナス科トウガラシ属の一種です。
1個当たりの重さは100g以上あり、肉厚です。
赤、黄色、紫、オレンジ、白、黒など、さまざまな色のものがあります。
完熟していないものは緑色で、熟してくると黄色、オレンジ、赤になります。
ピーマンに比べて甘みが強く、ジューシーです。
そのため、生でサラダとして食べられます。
他にも、炒め物、煮物、ピクルスなどにして食べられています。
栄養素では、ビタミンCを多く含んでいます。
「赤ピーマン」と「パプリカ」の違い
「赤ピーマン」と「パプリカ」の違いを、分かりやすく解説します。
ナス科トウガラシ属の植物である点は同じですが、品種が異なります。
前者はピーマンのことで、これが熟して赤くなったものです。
重さは20〜50gほどです。
後者はピーマンを長期的に育てて大きくしたものではなく、ピーマンの大型種で「パプリカ」というものがあります。
重さは100g以上です。
まとめ
どちらもナス科トウガラシ属の植物ですが、それぞれ違う品種を指しています。