「始める」と「初める」の違いとは?分かりやすく解釈

「始める」と「初める」の違いとは?生活・教育

この記事では、「始める」「初める」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「始める」とは?

物事を開始するといった意味で使われている言葉が「始める」【はじめる】です。

例えば、「格闘技の練習を始める」といえば、時間になれば技を磨くために服を着替えて、いつものように取り掛かります。

他にも「これから電気の修理を始める」というように、自らが経験を活かし、問題をうまく解決するといった場面でも使うわけです。


「初める」とは?

まだ体験していない物事に取り掛かると動詞で読むときに使う言葉が「初める」【そめる】です。

使い方としては、「ご飯を食べ初める」と他の動詞を連用形したとき、その後につながるように使います。

「最初」に行動するといった場面を伝えるときに使う言葉であるため、今日初めて行うのであれば「初める」を使って物事に取り掛かるといった意味で使う場合もあります。


「始める」と「初める」の違い

「始める」「初める」の違いを、分かりやすく解説します。

練習したり、学ぶために取り掛かることを「始める」といいます。

「鼓笛の練習を始めた」と自分が行動するその行動に焦点を当てている言葉です。

「これから指導を始める」といえば、生徒に何をするか具体的に教えて身につけさせるために動くといった行為を指します。

もう一方の「初める」は初めてやる行為を示す言葉であり、最初に自分が取り掛かるときや、その日、まだやっていない事をするとき使うわけです。

「始める」の例文

・『外国人と交流するため、前に習っていたブラジル語の勉強を始めた』
・『木材を有効活用した商品を売るために、通販サイトを始める』

「初める」の例文

・『親友と思っていたのに、自分を裏切った友人を恨み初めた』
・『怪我で入院したとき、看病してくれた女性を結婚相手として見初める』

まとめ

似ている言葉を2つご紹介しましたが、使い方や意味に多少の違いがありますので、状況によってうまく使い分けてみるといいでしょう。