「山茶花」と「牡丹」の違いとは?分かりやすく解釈

「山茶花」と「牡丹」の違いとは?動物・植物・昆虫

この記事では、「山茶花」「牡丹」の違いを分かりやすく説明していきます。

「山茶花」とは?

「山茶花(サザンカ)」とは、ツバキ科ツバキ属に分類されている常緑小高木のことを意味しています。

日本や中国、台湾などに分布し、樹高は5m程度あります。

「山茶花」の開花時期は、10月から12月で、径5〜8㎝の花が平開して咲きます。

「山茶花」は観賞用として、いろいろな園芸品種があります。

また、日本固有種で、俳句の冬の季語にもなっています。

さらに、「山茶花」は鳥媒花で、野鳥や昆虫が花の蜜を食べにやってくるかわりに、花粉を運んでもらい、受粉しています。


「牡丹」とは?

「牡丹(ボタン)」とは、ボタン科ボタン属に属している落葉低木のことを表しています。

中国が原産で、日本へは平安時代に渡来したと言われています。

「牡丹」の樹高は1〜3m、開花時期は春牡丹では4月から5月で、上向きに花が咲きます。

花の色は赤、紫、橙、黄、桃、白、緑、茶など、多色あります。

「牡丹」は観賞用の他にも、樹皮が薬用として利用されています。

また、文学や絵画の題材の他、さまざまなデザインにも使用されています。


「山茶花」と「牡丹」の違い

「山茶花」「牡丹」の違いを、分かりやすく解説します。

「山茶花」はツバキ科ツバキ属の常緑小高木ですが、「牡丹は」ボタン科ボタン属の落葉低木になります。

また、「山茶花」は秋から冬にかけて花が咲きますが、「牡丹」は寒牡丹や冬牡丹を除いて、春に開花します。

「山茶花」「牡丹」にはこれらのような違いが見られます。

まとめ

「山茶花」の別称には、「沖縄山茶花(オキナワサザンカ)」「山ツバキ」「油茶(ユチャ)」「カタシ」などがあります。

また、「山茶花」の英語表記は「sasanqua」「sasanqua camellia」などになります。

そして、「牡丹」には、「花王(カオウ)」「百花王」「ぼうたん」などの別名があります。

さらに、「牡丹」は英語で「Peony」と表記します。

「山茶花」「牡丹」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。