この記事では、「大事」と「大切」と「重要」の違いを分かりやすく説明していきます。
「大事」とは?
「大事」は「だいじ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「簡単に済まない事柄」という意味で、大きな割合を占める事件のことを言います。
2つ目は「大がかりな仕事や計画」という意味で、大規模に展開するものごとのことを言います。
3つ目は「非常に心配な結末」という意味で、良くない事態になることを言います。
4つ目は「価値あるものとして扱う様子」という意味で、人や物を敬って丁寧に扱うことを言います。
5つ目は「重要でなくてはならない様子」という意味で、大きくものごとを左右するほどのことを言います。
上記に共通するのは「重要なこと」という意味です。
「大事」の使い方
「大事」は名詞・形容動詞として「大事だ・である」と使われたり、形容詞として「大事な」と使われたり、副詞として「大事に」と使われたりします。
基本的に、重要で価値あるものとして扱うべき人やものごとに使われる言葉です。
「大事」の例文
・『大事な用事を思い出したので、失礼させて頂きます』
「大切」とは?
「大切」は「たいせつ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「もっとも必要で重んじられる様子」という意味で、重要であることを言います。
2つ目は「ないがしろにせず大事にする様子」という意味で、粗末に扱わず重要視することを言います。
3つ目は「急を要すること」という意味で、急な用事のことを言います。
上記に共通するのは「重要視する」という意味です。
「大切」の使い方
「大切」は名詞・形容動詞として「大切だ・である」と使われたり、形容詞として「大切な」と使われたり、副詞として「大切に」と使われたりします。
基本的に、粗末にしたりせず、必要で重んじる様子に使われる言葉です。
「大切」の例文
・『これは私にとって大切な思い出の品物です』
「重要」とは?
「重要」は「じゅうよう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとの根本や性質に大きくかかわること」という意味で、それがあることでものごとが成り立っていることを言います。
2つ目は「ものごとの成否に大きく関係すること」という意味で、ものごとの成功・失敗を左右するほどのことを言います。
上記に共通するのは「最も中心の部分」という意味です。
「重要」の使い方
「重要」は名詞・形容動詞として「重要だ・である」と使われたり、形容詞として「重要な」と使われたり、副詞として「重要に」と使われたりします。
基本的に、ものごとの最も根底にあり、重視するべき部分のことを言います。
「重要」の例文
・『明日は重要な会議があるので絶対に遅刻できない』
「大事」と「大切」と「重要」の違い
「大事」は「重要で価値あるものとして扱うべき人やものごと」という意味です。
「大切」は「粗末にしたりせず、必要で重んじる様子」という意味です。
「重要」は「ものごとの最も根底にあり、重視するべき部分」という意味です。
まとめ
今回は「大事」と「大切」と「重要」について紹介しました。
「大事」は「重要なこと」、「大切」は「必要で重んじること」、「重要」は「重視すべき根本的なこと」と覚えておきましょう。