この記事では、「喪失感」と「空虚感」と「虚無感」の違いを分かりやすく説明していきます。
「喪失感」とは?
喪失感は、そうしつかんという読み方をすべき言葉です。
漢字で書かれたこの文字の構成を見れば明らかな事ですが、失ってしまう事を意味する喪失に、心に響く等の意味がある感の漢字を付け足す事により、成立した言葉となっています。
以上の事から喪失感は、大事なものを失った際の虚しい気持ちを表すのです。
「喪失感」の言葉の使い方
喪失感は、大切にしていた人やものを失った時に感じる感情を表す言葉となっています。
多くは何かを失った際のやるせない気持ちや虚しい気持ちを表現する際に使用されているのです。
「空虚感」とは?
空虚感は、くうきょかんという読み方をする言葉となっています。
文字で表記されたこの言葉を目にすれば理解可能ですが、からであるとか何もないといった意味を持つ空虚の文字に、心が動かされるといった意味を有する感の文字を加える事で誕生した言葉です。
だからこそ空虚感は、虚しい感情が生じている心という意味を示します。
「空虚感」の言葉の使い方
空虚感は、心が虚しい感情に支配されている事を表す際に用いられる言葉です。
大事な人を亡くしてしまった時等に、この空虚感に襲われる事が多かったりします。
「虚無感」とは
虚無感は、きょむかんという読み方を行うべき言葉です。
漢字で記されたこの言葉を見れば納得出来る事ですが、この世界に存在する全てのものに対し価値や意味を見出せないといった意味がある虚無の漢字に、かんじるとかかんどうするといった意味を所有している感の漢字を合体させる事で完成した言葉となっています。
そのため虚無感は、何もかもが虚しく感じられて意味を認められない感覚を表現する言葉です。
「虚無感」の言葉の使い方
虚無感は、全てが虚しくて意味や価値が見出せない状態を示す際に使用される言葉となっています。
年齢を重ねる事で自分の可能性を見出せなくなり虚しく感じたりする時に、この虚無感という言葉が使用されたりするのです。
「喪失感」と「空虚感」と「虚無感」の違い
文字表記を比べれば分かりますが、喪失に空虚、虚無という風にそれぞれ違う言葉で始まる言葉となっています。
所が最後は共通して、感の漢字が使用されており、それぞれ気持ちに関連した言葉として用いられている点がややこしい部分です。
もっとも喪失感は、大事なものをなくした時のむなしい気持ちを表します。
空虚感は、心の拠り所が何もないという虚しい感情を示します。
虚無感は、全ての物事に価値とか意義を感じる事が出来ない状態を表現する言葉です。
まとめ
共通して最後に感という同じ漢字が使用されており、感覚や感情を表す言葉となっています。
もっとも最初の2文字はそれぞれ違う漢字が使われているので、示す意味合いには相違点が見られるのです。
まず喪失感ですが、文字通り大切な何かを失う事によって生じてしまう虚ろな気持ちを表す言葉となっています。
次に空虚感は、心が虚しさに襲われている状態を表現する際に用いられる言葉です。
最後の虚無感は、全ての物事に価値や意味等を見出す事が出来なくなった状態に対し、使用される言葉となっています。