ゲームやアニメなどはもちろん、日常生活でも耳にすることがある「ソウル」と「スピリット」、どちらも似たような意味に感じられる言葉です。
ニュアンスの違いはわかっていても、細かい違いはわからないという方がほとんどだと思います。
それでは、この記事では「ソウル」と「スピリット」の違いについてわかりやすく説明していきたいと思います。
「ソウル」とは?
「ソウル」とは、霊魂や魂や心、情や感情という意味です。
また、「ソウルミュージック」を略して「ソウル」といったり、大韓民国の首都の名前でもあります。
「心」という意味の視点から見たときは、魂が宿る心、本人のアイデンティティなど心の深い部分に関わる言葉となります。
たとえば「ソウルフード」は、アメリカに奴隷として連れてこられたアフリカ人が、地元の味を忘れないようにするために作った郷土料理や伝統料理のことを指します。
つまり「ソウル」は、心の奥底にある自分自身の本質のことを指しています。
また、日本語にすると「魂」と言われることがほとんどです。
「スピリット」とは?
「スピリット」とは、精神や情熱や根性、感情や信念のことをあらわします。
霊魂や亡霊など、心霊的なものといった意味も持っています。
「スピリット」の由来は、ラテン語の「spiritus」から来ていて、これは「息」や「呼吸」といった意味を持っています。
またこの言葉を「精神」や「感情」などといった意味の視点から見たときは、どちらかというと周りからも見て取れる心のことをあらわしています。
日本語にすると「精神」といわれることが多いです。
「ソウル」と「スピリット」の違い
このふたつの言葉は、被る意味も持っており似ている言葉に感じた方も多いと思いますが、ニュアンスの違いは伝わったかと思います。
それでは、どのような部分が違っているのかを具体的に説明していきたいと思います。
まず、日本語に直したときに言われているのは、「ソウル」は「魂」、「スピリット」は「精神」と言われています。
この部分が大きく違っています。
また、「ソウル」は心の奥底にある自分自身の本質や本当の自分といった意味を持っていますが、「スピリット」はまわりから見てとれる心という意味を持っています。
目に見えないか、見て取れるかが違うということです。
「スピリット」のみが心霊的な意味を持っているという点も違っています。
「ソウル」を使った例文を紹介
・『社会人になったときに上京して早5年、忙しくてほとんど地元に帰ることができていなかったが、やっと帰省することができた。さっそく地元のソウルフードを食べたのだが、こんなに良いものだったのか、と思わず涙が出そうになった。』
「スピリット」を使った例文を紹介
・『僕の好きなボクシング選手は、とくに成績が良いというわけではないが、誰よりもファイティングスピリットに溢れており、熱い戦いを繰り広げてくれる。』
「ソウル」と「スピリット」の違いのまとめ
いかがでしたでしょうか。
「ソウル」と「スピリット」は、心の奥底に魂か、周りからも見て取れる精神なのか、という違いがある言葉でした。
日常生活でも使う言葉ですので、しっかりと意味を押さえておきましょう。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。