「お仕置き」と「折檻」の違いとは?分かりやすく解釈

「お仕置き」と「折檻」の違いとは?生活・教育

この記事では、「お仕置き」「折檻」の違いを分かりやすく説明していきます。

「お仕置き」とは?

「お仕置き」「おしおき」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「人をこらしめる為に罰すること」という意味で、もう二度と悪いことをしたくないと懲りる様に制裁を加えることを言います。

2つ目は「子供に体罰を与えて叱ること」という意味で、言葉だけではなく暴力も加えて叱ることを言います。

3つ目は「江戸時代に処罰すること」という意味で、特に死刑にすることを言います。

上記に共通するのは「人を罰する」という意味です。


「お仕置き」の使い方

「お仕置き」「人をこらしめる為に罰すること」「子供に体罰を与えて叱ること」「江戸時代に処罰すること」という意味で使われます。

名詞として動詞を伴い「お仕置きする・した」と使われます。

元は「仕置き」でしたが、「お」を付けることで、上の立場から罰することを表しています。

基本的に、二度と悪いことをしない様に体罰を与えて叱ることですが、カジュアルな会話では罰ゲーム程度の軽い感覚で使われることもあります。


「折檻」とは?

「折檻」「せっかん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は元の意味で、「強くいさめること」であり、上の立場の人に対して厳しくいさめるこを言います。

2つ目は上記から転じて、「厳しく叱りつけたり、こらしめる為に体罰を加えること」という意味で、子供など弱い立場の人に対して暴力を加えて叱ることを言います。

「折檻」の由来は、漢の孝成帝が、自分に対して朱雲という人が厳しくいさめたことに激しく怒ったことから来ています。

朱雲を引きずり出そうとした際、彼が欄干にしがみついた為に折れてしまったことに由来しています。

「折檻」の使い方

「折檻」「強くいさめること」「厳しく叱りつけたり、こらしめる為に体罰を加えること」という意味で使われます。

名詞として動詞を伴い「折檻する・した」と使われます。

基本的に、一時的な感情により相手に体罰と称して暴力を加えて叱る時に使われる言葉です。

「お仕置き」と「折檻」の違い

「お仕置き」「二度と悪いことをしない様に体罰を与えて叱ること」という意味です。

「折檻」「一時的な感情により相手に体罰と称して暴力を加えて叱ること」という意味です。

「お仕置き」の例文

・『言うことをきかないとお仕置きしますよ!』
・『お仕置きとして、夜まで納屋にいなさい』
・『子供にお仕置きするのはかわいそうだ』
・『月に代わってお仕置きよ、という名セリフがあった』

「折檻」の例文

・『親のヒステリーで子度に折檻してはいけない』
・『あの子は折檻されて大けがをしたらしい』
・『子供への折檻は虐待と見なすべきだ』
・『親から折檻されても子供は文句を言えない立場だ』

まとめ

今回は「お仕置き」「折檻」について紹介しました。

「お仕置き」「体罰を与えて叱る」「折檻」「感情で暴力を加えて叱る」と覚えておきましょう。