この記事では、「内気」と「人見知り」と「引っ込み思案」の違いを分かりやすく説明していきます。
「内気」とは?
「内気」は「うちき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「大人しくて控えめな気質」という意味で、常に物静かで慎み深い性格のことを言います。
2つめは「人前ではきはきとした態度が取れない性格」という意味で、人前に出るのが恥ずかしくて、他人に対して働きかける力が弱い性格のことを言います。
上記に共通するのは「恥ずかしがり」という意味です。
「内気」の使い方
「内気」は名詞・形容動詞として「内気だ・である」と使われたり、形容詞として「内気な」と使われたり、副詞として「内気に」と使われたりします。
基本的に、人前に出るのを恥ずかしいと思い、常に大人しく控えめにしている性格に使われる言葉です。
「内気」の例文
・『彼女は内気な性格で、意中の人に話しかけられずにいる』
「人見知り」とは?
「人見知り」は「ひとみしり」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は元の意味で、「子供が知らない人を見て、恥ずかしがったり、嫌がったりすること」という意味です。
2つ目は上記から転じて、「初対面の人と話すのが苦手で、極度に緊張したり視線を合わせられないこと」という意味で、大人で初対面の人と接するのが苦手な性格のことを言います。
上記に共通するのは「初対面の人が苦手」という意味です。
「人見知り」の使い方
「人見知り」は名詞・形容動詞として「人見知りだ・である」と使われたり、形容詞として「人見知りな」と使われたりします。
基本的に、初対面の人と話すのが苦手で、ぎこちなくなったり、避けようとする性格に使われる言葉です。
「人見知り」の例文
・『彼は人見知りが激しいので営業は無理そうだ』
「引っ込み思案」とは?
「引っ込み思案」は「ひっこみじあん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「積極的に人前で話したり、意思表示できない性質」という意味で、人前に出るのが苦手な性格のことを言います。
2つ目は「自ら積極的に行動を起こせない性質」という意味で、自分から進んで人に働きかけるのが苦手な性格のことを言います。
上記に共通するのは「人前に出るのが苦手」という意味です。
「引っ込み思案」の使い方
「引っ込み思案」は名詞・形容動詞として「引っ込み思案だ・である」と使われたり、形容詞として「引っ込み思案な」と使われたりします。
基本的に、積極的に人前に出たり、行動を起こすのが苦手な性格に使われる言葉です。
「引っ込み思案」の例文
・『彼女は引っ込み思案で婚活しても中々うまくいかない』
「内気」と「人見知り」と「引っ込み思案」の違い
「内気」は「人前に出るのを恥ずかしいと思い、常に大人しく控えめにしている性格」という意味です。
「人見知り」は「初対面の人と話すのが苦手で、ぎこちなくなったり、避けようとする性格」という意味です。
「引っ込み思案」は「積極的に人前に出たり、行動を起こすのが苦手な性格」という意味です。
まとめ
今回は「内気」と「人見知り」と「引っ込み思案」について紹介しました。
「内気」は「恥ずかしがり」、「人見知り」は「初対面の人が苦手」、「引っ込み思案」は「行動するのが苦手」と覚えておきましょう。