「現象」と「原因」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「現象」と「原因」の違い生活・教育

この記事では、「現象」「原因」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

現象と原因の違い

「現象」とは、自然界に形をとってあらわれるもの、人間の感覚で知覚できるもののことです。

形となって表面にあらわれているものを指します。

「原因」とは、ある状態、物事、変化などが起こるもととなっているものです。

「現象」は実際に人間が経験できる、形になっているものを指します。

経験できるものには、ある状態、物事などがあります。

「原因」はこういった状態や物事が起こるもととなっているものです。

「原因」があり、「現象」が引き起こされます。

現象と原因の使い方の違い

「現象」は人間が経験できるものについて、幅広く使われている言葉です。

目に見えるもの、肌に触れるもの、ニオイを感じるものなど、さまざまなものがあります。

「原因」は、物事が起こるもととなったこと、もとになることを意味しており、結果との因果関係を求めるときに使われます。

「現象」は経験できることに、すでに現れているものに使います。

「原因」は経験できるものやそれ以外のことも含めて、もととなっている物事と結果との関係をもとめることに使われる言葉です。

すでに現れる前に何があったのかということを求めているのです。

現象と原因の英語表記の違い

「現象」は英語で“phenomenon”と表記します。

現れた形・姿という意味です。

「現象」は出来事ともいえるので“happening”とも表現できます。

「原因」は英語で“cause”と表記をします。

現象の意味

「現象」の感覚で直接体験できる自然界・人間界の出来事のことです。

形をとって現れているものだけを指します。

たとえば、冬の寒い日にバケツに水を入れて外に出しておくと、朝には水が凍っていることがあります。

これは水が凍りになった「現象」です。

雨が降った後に虹がでることがあります。

これも「現象」といえます。

日本ではレジ袋が有料化になり、マイバックの利用が勧められています。

それにより、マイバックを持参する人が増えました。

これもマイバックの利用者が増加したという「現象」です。

このようにさまざまな「現象」があります。

現象の使い方

人間が感覚を働かせて直接経験できるあらゆる物事について使われる言葉です。

「現象」が意味するのは、表面に現れている物事についてなので、表面に現れていないものには使用しません。

夢はその夢を見ている人にとっては、現実のように感じられることがあります。

しかし、夢は脳の中で作り出されたもので、実際に表面には出てきていません。

こういったことには「現象」という言葉は使用しません。

人間が直接経験することができて、且つ表面に現れているものについて、「現象」という言葉が使用されます。

現象を使った例文

・『オーロラは北極や南極で見られる美しい現象だ』

・『食べていないはずなのに食べものがなくなっている不思議な現象』

・『スイッチを入れて動かすと扇風機の羽が見えなくなる現象』

・『自然現象に人間は太刀打ちできない』

・『一部の地域に人口が集中する現象』

現象の類語

類語は「事象」です。

事象は、いろいろな物事、現象のことを意味します。

自然界のことについてはあまり使われません。

現象の対義語

対義語は「本質」です。

「現象」には、哲学で本体や本質が外に現れたものという意味があります。

「本質」には複数の意味があるのですが、哲学で存在するものの基底・本性をなすものという意味があります。

哲学での意味で「現象」の対義語が「本質」になります。

原因の意味

「原因」には、ある物事、変化、状態を引き起こしたもととなるものという意味があります。

北極や南極ではオーロラがみられることがあります。

オーロラが発生するのには「原因」があります。

太陽からは太陽風が地球に送られています。

地球には磁気圏というバリアのようなものがあり、宇宙線など宇宙から降り注ぐものから守っています。

しかし、太陽風はときに地球の夜側、つまり太陽に面しているのとは反対側の地球の磁場の方へ通り、太陽風の一部のプラズマ粒子が地球の磁気圏内に入り込んできます。

これがオーロラが引き起こされるもとです。

こういったもととなることが「原因」です。

原因の使い方

物事が引き起こされたもとと結果の関係について認めようとするときに使われる言葉です。

結果とは、ある原因から生じた物事の結末のことを意味します。

「原因」があるからこそ結果が引き起こされたと考えられています。

原因を使った例文

・『原因を追究する』 ・『昨日からお腹が痛い原因を考える』

・『山火事が起こった原因を調べる』

・『原因がわからないと不安だ』

・『花粉症の原因は何だと思いますか』

原因の類語

類語は「もと」です。

もとには、物事の始まりという意味があります。

原因の対義語

対義語は結果です。

まとめ

「現象」「原因」は別の意味のことを指しています。

「現象」は人間が経験できる表面に現れている物事のことで、そういったことを引き起こすもとになるものが「原因です。