私たちは日頃の生活の中でも、色々なことから教えられることがたくさんあります。
幼い時は義務教育を受けて知識を得て、高校・大学に進みながら、社会人となっていくわけですが、この過程において、「習う」「学ぶ」「勉強する」という行動をしているはずです。
そこでこの記事では、「習う」と「学ぶ」と「勉強する」の違いを分かりやすく説明していきます。
「習う」とは?
「習う」は「ならう」という読み方をしますが、「繰り返しやってみることで、知識や技術を覚えて身につ付けようとすること」、あるいは「教わる(おそわる)」や「教えを受ける」という意味を持っている言葉です。
「習う」の例文
「習う」の例文は以下の通りです。
・『習った公式を当てはめる』
・『ピアノとオルガンを習っている』
「習う」と言うと、ピアノなどの習いごとをイメージしますが、人から数学の公式を教えてもらうことでも使われます。
「学ぶ」とは?
「まなぶ」という読み方をする「学ぶ」は「教えてもらって覚えること」や「物事を見習いながら、知り覚える」ということを指している言葉です。
また、「勉強する」や「学問をする」という解釈もあります。
「学ぶ」の例文
「学ぶ」の例文は以下の通りです。
・『色々な体験から多くのことを学んだ』
・『英語の基礎から学ばなければならない』
体験から「学ぶ」ことをよくあることですが、それだけ体験は人を成長させる貴重なことなのです。
「勉強する」とは
「べんきょうする」と読む「勉強する」は「無理にでも努力して励むこと」、もしくは「仕事に精を出すこと」といったことを意味しています。
「勉強する」の例文
・『彼は1日10時間も勉強している』
・『勉強することは、大人になってからでもできる』
「勉強する」も日常的に使われている言葉なので、上記のような例文も見たり聞いたりすることが、よくあるかもしれません。
「習う」と「学ぶ」と「勉強する」の違い
では、ここで「習う」と「学ぶ」と「勉強する」の違いを考えてみることにいたしましょう。
「 習う」という言葉には「教えられた通りにする」という解釈や「教えられた通りに練習してみる」、あるいは「やり方・仕方を覚える」という意味を持っています。
「人からレクチャーされたものを自分の中に取り入れる」という解釈もできるかもしれません。
「学ぶ」にも「習う」という意味も持っていますが、人から「習う」ことだけではなく、自分が体験した中からでも「学ぶ」ということがあります。
仕事をしている中で、苦労した経験したことも「学ぶ」ことになりますし、失敗経験からも「学ぶ」ことができるのです。
「勉強する」は「励む(はげむ)こと」や「抵抗を感じなつつ当面の学業や仕事などに身を入れる」といったように、「」将来の成長や活躍のために頑張る」というニュアンスを意味を持っているのです。
まとめ
「習う」と「学ぶ」と「勉強する」の違いを解説してきましたが、これらの言葉は日頃の生活や仕事の中で、決して忘れてはいけないことばかりです。
今回を契機に再認識してみてください。