この記事では、「口呼吸」と「鼻呼吸」の違いを分かりやすく説明していきます。
「口呼吸」とは?
口を使って息を吸ったり吐いたりすることです。
人間には「鼻」という器官があり、呼吸は本来鼻でするものです。
口を使って息を吸ったり吐いたりすることには、問題があります。
まず、口の中が乾燥をします。
唾液には口の中を清潔に保つ働きがあります。
口の中が乾燥することで唾液のこの働きが弱くなり、虫歯や歯周病、口臭の原因になります。
口から息を吸ったり吐いたりするためには、口を開けていなければなりません。
このとき、ゆるく口を開けた状態になります。
その状態は口周りの筋肉をゆるませ、たるみの原因になります。
また、歯並びにも影響を与えます。
歯並びは、舌による内側からの力と、唇や頬からの外からの力によって均衡が保たれています。
口を開けた状態では力がゆるみ、出っ歯や受け口の原因になります。
「鼻呼吸」とは?
鼻を使って息を吸ったり吐いたりすることです。
鼻の中には鼻毛が生えています。
鼻からちらっと見えると恥ずかしいと思うかもしれませんが、この毛には大切は役割があります。
鼻毛にはフィルターのような役割があります。
鼻の穴を外からの空気が通るときに、外部からのホコリやウイルスなどをある程度キャッチしてくれます。
また、鼻の中の温度や湿度を一定に保ち、粘膜を保護して乾燥から守る働きもあります。
鼻の中を空気が通るときに、外からの空気はある程度温められます。
「口呼吸」と「鼻呼吸」の違い
「口呼吸」と「鼻呼吸」の違いを、分かりやすく解説します。
息を吸ったり吐いたりすることである点は同じです。
違いは、どこから息を吸ったり吐いたりするかです。
前者は口から、後者は鼻からです。
口を使って息を吸ったり吐いたりしていると、口臭・虫歯・歯周病・歯並びの悪化などにつながります。
まとめ
息を吸ったり吐いたりすることである点は同じですが、それをどこで行うのかという点に違いがあります。