この記事では、「オクラ」と「島オクラ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オクラ」とは?
オクラとはアフリカ原産の植物で、アオイ科トロロアオイ属に属しています。
果実は食用とされており、古代エジプトの時代から栽培されてきました。
日本に伝わったのは明治時代で、広く流通するようになったのは昭和に入ってからです。
オクラは完熟すると硬くなってしまうので、熟す前の早いうちに収穫します。
緑黄色野菜に分類され、βカロテンやビタミンB群、食物繊維が豊富に含まれています。
また、刻むと独特の粘りが出ます。
この粘りが出るのは、ペクチンとムチレージという成分が含まれているためです。
ペクチンは水溶性の食物繊維で、ムチレージは植物性糖タンパク質になります。
「島オクラ」とは?
島オクラとは、沖縄や八丈島などで栽培されている在来種のオクラです。
島オクラは断面が丸い丸オクラの一種で、大きくなっても柔らかくて食べやすいのが特徴になります。
ただし、大きくなりすぎると筋の部分が硬くなることもあります。
島オクラは、和え物や炒め物、天ぷら等にして食べます。
「オクラ」と「島オクラ」の違い
島オクラはオクラの一種です。
オクラには、形によっていくつか種類に分かれています。
スーパーマーケット等に広く流通しているのは、断面が五角形になる五角種と呼ばれる種類です。
島オクラは断面が丸い丸さや種になります。
また、五角種のオクラはアフリカが原産ですが、島オクラは沖縄県や鹿児島県といった日本が原産です。
オクラは大きくなると硬くなりますが、島オクラは大きくなっても柔らかいです。
そのため島オクラの方が食べやすいといえます。
味にはあまり違いはありません。
まとめ
オクラにはいくつか種類があり、島オクラもその1つです。
単にオクラというと、断面が五角形のオクラを指します。
島オクラは断面が丸く、大きくなっても柔らかいという特徴があります。