ビーフンとフォーは、日本でもよく知られています。
飲食店等で実際に食べたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
どんな違いがあるのか紹介します。
ビーフンとは?
ビーフンは中国で誕生したの麺類で、うるち米を原料としています。
英語だと、rice noodle(ライスヌードル)と呼ばれることが多いです。
中国だけではなく、ミャンマーやインドネシア、ベトナム、タイ、マレーシアなどアジアの地域でよく食べられています。
お米を原料としているので、米を栽培している地域での製造が盛んです。
地域によって、ビーフンの形状は異なります。
日本では春雨のような細い形が定番ですが、太いものや平べったい形をしているものなど色々あります。
食べ方も地域によって異なっており、日本では炒め物にしたりスープに入れたりすることが多いです。
炒め物に使用する際は、ぬるま湯につける等で柔らかくしてから使います。
茹でる必要はありません。
近年は、アメリカやヨーロッパなどでも人気が出てきました。
小麦を使わないグルテンフリーの食材が注目されるようになったからです。
フォーとは?
フォーは、ベトナムの国民食として知られています。
米粉と水を原料とする平たい麺が特徴で、具材とスープが一緒になった料理のことをいいます。
牛や鶏などからとった出汁に、肉類やスパイス、麺を入れます。
フォーはこの麺を使った料理のことで、?だけをフォーというわけではありません。
比較的あっさりしたスープで、自分好みに調味料を足して食べることが多いです。
ライムを絞ったり、チリソースやトウガラシなどを加える人もいます。
ベトナムでは屋台やレストランなど様々な場所で食べられています。
家で作ることはあまりなく、外食して食べる料理といえるでしょう。
ベトナムのソウルフード的な存在ですが、実はフォーがよく食べられているのは北部です。
南部ではフォーよりもフーティウという麺の方が主流となっています。
スープはスプーンを使って飲むのが基本で、日本のラーメンのように器に口をつけてしまうとマナー違反になってしまいます。
日本でもフォーはエスニック料理の店などでよく提供されており、専門店などもあります。
インスタント麺などもあるので、手軽に食べられるようになってきました。
ビーフンとフォーの違い
ビーフンとフォーは、どちらも米粉から作られています。
ビーフンは中国発祥ですが、フォーはベトナム発祥です。
ビーフンが麺そのものを指しているのに対し、フォーは麺を使った料理のことをいいます。
ビーフンは食感が良く油を吸収しやすいので、炒め物に適しています。
フォーはスープや具材と一緒に食べることが多いです。
自分好みに調味料を後から加えるのもフォーの特徴になります。
まとめ
ビーフンはうるち米から作った麺のことをいい、フォーは米粉を原料とする平たい麺を使ったベトナム料理のことをいいます。
フォーのスープは比較的あっさりしていて、後から自分好みに調味料を加えるのが特徴の料理です。