この記事では、「チャプチェ」と「春雨」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「チャプチェ」とは?
野菜と春雨を一緒に炒めてから煮た韓国料理を「チャプチェ」といいます。
雑菜ともいう料理であり、椎茸や人参に加えて胡瓜【きゅうり】を入れて、下味を付けた牛肉を細長く切って入れてから軽く茹でておきます。
そこに戻した春雨を入れて、薬味として使う醤油を入れて炒めて作るわけです。
普段食べている人もいますが、祝うときや友人が集まる場で出す料理として支持されています。
野菜はその季節に採れたものを選び、彩りや味に変化をもたらすのも特徴的です。
「春雨」とは?
中国発祥の「春雨」【はるさめ】は、澱粉を使って乾燥させた麺を指します。
この澱粉はサツマイモや緑豆といったものからとっていて、細長いしっかり乾燥させている麺が特徴的です。
乾燥させると乳白色になり、水で戻せば透明でつるっとした食感になります。
多くのスーパーで販売している商品は中国で作られている「緑豆春雨」【りょくとうはるさめ】というもので、原料に緑豆が使われていてコシがあるため煮る料理に適している商品です。
また、春巻きの皮に入れて揚げたり、スープ、サラダといった様々な料理に使えます。
「チャプチェ」と「春雨」の違い
「チャプチェ」と「春雨」の違いを、分かりやすく解説します。
韓国料理として人が集まるときよく食べられている「チャプチェ」に入れる春雨の原料は、サツマイモの澱粉で作られています。
日本の「春雨」よりも切れにくく、弾力に富んだ唐麺【たんみょん】を使って調理するのです。
入れるものは牛肉や人参、ほうれん草、玉葱、椎茸をみな細切りにして炒めます。
そこに砂糖を入れた醤油で味付けするのが「チャプチェ」です。
もう一方の春雨の原料には緑豆澱粉を使い、茹でたり、野菜炒めにも使われる食材です。
使い方は、水に戻してサラダに使ったり、スープや鍋に直接入れて食べる場合もあります。
日本ではサラダ、スープ、和え物によく使われていて、つるっとした独特な食感を楽しむわけです。
まとめ
同じ春雨を入れて作る料理を2つご紹介しましたが、韓国と日本では使い方に違いがありますので、料理サイトや資料でどう異なるか見比べてみるといいでしょう。