この記事では、「巨峰」と「ピオーネ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「巨峰」とは?
「巨峰」は「きょほう」と読みます。
「巨峰」はブドウの品種の一つで、紫黒色で大粒の実が特徴的です。
日本で育成された、「石原早生」と、ヨーロッパブドウ「センテニアル」を掛け合わせて、1942に誕生し、1955年に商標名となり、広く知られるようになりました。
糖度は18度から20度と高く、香りが豊かで、ブドウの王様と呼ばれることもあります。
新たな品種が登場する中でも人気が高く、「巨峰」を品種改良した「ナガノパープル」や「ピオーネ」など、子世代の品種も人気となっています。
「ピオーネ」とは?
「ピオーネ」は、イタリア語の「pione」を語源とした黒ブドウの一つになります。
1957年に誕生した品種で「巨峰」を品種改良したものと言われています。
強い甘みと爽やかな酸味が特徴で、大粒で果汁が豊富です。
甘味があるのに爽やかなのは、「巨峰」と「マスカット」を掛け合わせて作られたからとされています。
また、「ピオーネ」の中で、種なしになるように栽培されたものは「ニューピオーネ」となります。
「黒い真珠」と呼ばれることがあり、「黒い真珠」で商標登録されている地域の「ピオーネ」もあります。
「巨峰」と「ピオーネ」の違い
「巨峰」と「ピオーネ」の違いを、分かりやすく解説します。
「巨峰」と「ピオーネ」は、ブドウの品種の一つで、大粒の実が特徴的という共通点があります。
ただし、「巨峰」は、紫黒色なのに対して、「ピオーネ」は、より黒色に近い見た目となっています。
また、「ピオーネ」は、「巨峰」を品種改良されたものとされたもので、マスカットを配合されているため、より爽やかさがあるという違いもあります。
まとめ
「巨峰」と「ピオーネ」の違いについて見てきました。
「巨峰」も「ピオーネ」も、大粒で甘く、美味しいブドウという共通点がありました。
ただし、「巨峰」のほうが、誕生が古く、「巨峰」を品種改良したのが、「ピオーネ」だという違いがあることを覚えておくといいのではないでしょうか。