この記事では、“excess”と“excessive”の違いを分かりやすく説明していきます。
「excess」とは?
“excess”には、2つの意味があります。
1つめは、過度、過剰です。
数や程度がなくてはならない量よりも多いという意味になります。
10人でパーティーをすることになりました。
人が集まるのでたくさんの食べものが必要です。
そうはいっても、1人が食べられる量はある程度決まっているので、あまりにも多く食べものを用意してしまうとあまりが出ます。
あまってしまうようでは、必要よりも用意した分が多いといえます。
1人でホールケーキ1個をすべて食べることはないと思われるので、ホールケーキ10個を用意するのは明らかに必要よりも多いでしょう。
これは数について、過度、過剰ということができます。
もう一つの意味は、行動が度を超すことです。
やりすぎという意味です。
子どもがケガをすると親は心配することでしょう。
心配だからといって、傷口よりも広い範囲にわたって絆創膏を3枚、4枚と貼ったり、包帯をぐるぐる巻きにしたりするのは、行動が度を超しています。
こういった程度が過ぎていることを指す言葉です。
「excess」の使い方
数や程度が必要よりも多いこと、行動が程度を過ぎていることについて使用をします。
“excess”は名詞です。
数えられる名詞として使われることもあれば、数えられない名詞として使われることもあります。
「excessive」とは?
“excessive”には、過度な、極端なという意味があります。
程度が過ぎていることです。
筋肉量を増やすためにはトレーニングが必要です。
もともと体についている筋肉量は人それぞれ異なるので、必要なトレーニング量は人それぞれ異なります。
スクワット10回程度で十分な人もいれば、ベンチプレスなどマシンを使ってのトレーニングが必要な人もいます。
スクワットを5回行うのがやっとの人にとって、スクワット100回を行うのはやりすぎでしょう。
程度が過ぎています。
こういったことを過度、極端といいます。
程度が過ぎるとトレーニングの場合は体を壊すことがあるので、注意が必要です。
「excessive」の使い方
過度の、極端なという意味で使用をします。
“excessive”は形容詞で、他の語とくっついて使用されます。
たとえば、過度の緊張というときは“excessive tension”となります。
「excess」と「excessive」の違い
どちらの言葉にも程度が過ぎているという意味が含まれています。
違いは品詞です。
“excess”は名詞で、“excessive”は形容詞になります。
品詞が違うと使われ方に違いがでます。
まとめ
程度が過ぎるという意味を持つ2つの言葉で、意味は似ているのですが、品詞に違いがあります。
品詞が違うため、使い方にも違いがあります。