「ticket」と「coupon」の違い(difference)とは?英語を分かりやすく解釈

「ticket」と「coupon」の違い英語

この記事では、「ticket」「coupon」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「ticket」と「coupon」の違い

「ticket(チケット)」とは、入場券や切符、乗車券、食券などの何らかの対価を得るために使われる引換券のことです。

主に紙で作られるのが一般的でしたが、近年では電子チケットのように実物を持たない形態のものが出てきています。

この場合には、バーコードやQRコードなどを読み込んで使用し、通過できる場合が一般的です。

語源は英語の“ticket”となります。

「coupon(クーポン)」とは、切り取って使用する割引券や回数券のことです。

主に紙で作られるのが一般的でしたが、近年では電子チケットのように実物を持たない形態のものが出てきています。

この場合には、バーコードやQRコードなどを読み込んで使用する場合と割引状態を提示する場合があり、相手側がクーポンを承認したあとに割引分の金額を減額して、販売することになります。

語源はフランス語で「切る」という意味の“couper”からきており、切り取って使用する券といった意味合いで“coupon”となっています。

「ticket」は、入場券や切符、乗車券、食券などの何らかの対価を得るために使われる引換券のことを指すのに対し、「coupon(クーポン)」とは、切り取って使用する割引券や回数券を指すという違いがあります。


「ticket」と「coupon」の使い方の違い

「ticket」は、持っている人にとってポジティブな入場券や切符、乗車券、食券などに対しても使われますが、持っている人にとってネガティブなものに対しても使われることがあります。

例えば、自動車を運転しているときに違反行為をした場合には、支払いを命じるための書面が交付されることになりますが、この交付された書面に対しても使われます。

日本語では、交通違反の書面のことを赤切符や青切符と呼ばれることがありますが、英語圏でも同様の場面で「ticket」として使われています。

特異な使い方としては、アメリカの選挙に出る場面として、彼は民主党の“ticket”で州知事選に立候補したというものや、スターダム(成功や名声を得ること)への“ticket”を手に入れたといったものがあります。

割引チケットという場合には、割引と交換する券と考えると間違っているわけでは無いことに注意が必要です。

“coupon”は、フランス語で切り離して使う券のことで、旅行者に向けて乗り物の乗車券と観光施設の入場券などがまとめられたものに対して使われています。

日本では、主に雑誌や新聞のチラシなどにある切り取り式の割引券に対して使われますが、アプリケーションやウェブ上のデータなどを画面に表示して提示する形式もあります。

アプリケーションやウェブ上のデータなどに成った時点で元々の切り離して使う券といった意味合いとは異なっていますが、割引券として受け入れられています。

また、乗車券や宿泊券などをまとめて、場面ごとに切り離して使う場合には、割引券としてではなく、引換券として使うことになりますが、切り離し使う回数券といった本来の意味に近いものになります。

“ticket”は、入場券や切符、乗車券、食券などのポジティブなものに限らず、違反切符のようなネガティブなものにも使われるのに対し、“coupon”は、切り離して使う券に使われるという違いがあります。

“coupon”は、アプリケーションやウェブ上のデータなどに成った場合に割引券としての意味合いが強くなって使われます。


「ticket」と「coupon」の英語表記の違い

“ticket”は、元々英語表記なのでそのままですが、“tickets”の省略形が“tix”となります。

“ticket”の意味は、乗車券、切符、入場券などの意味と、交通違反切符という意味があります。

そのほかの意味として、商品や貨物の値札や荷札、タグといった意味や、船長や機長などの免許状といったものがあります。

特異な使い方の例で紹介した意味合いもあります。

“coupon”は、元々フランス語ですが、英語でもそのまま“coupon”となります。

“coupon”の意味は、販売を促進するための割引券や優待券、回数券という意味のほかに、新聞などの広告としてある注文書や資料請求券という意味もあります。

配給制度の国では、食料配給権などに対しても使われます。

前述したように切りに離して使う券という意味合いが強いことに注意が必要です。

“digital coupons”という考え方では、切り離して使う券というよりも、日本と同様に販売を促進する目的での割引券という意味合いが強くなります。

「チケット(ticket)」と「クーポン(coupon)」を使った例文

・『デジタルチケットをあらかじめ購入すると、会場への入場がスムーズに行えます』
・『早期購入割引チケットキャンペーンが開催中です』
・『○○のオンライン視聴チケットが販売開始です』
・『クーポンには、10%減額するものと、100円減額するものがあります』
・『雨の日にご来店いただくと、次回10%OFFクーポンを発行します』
・『クーポンは、予め必要な分を切り離して使用してください』

「ticket」の類語

類語には、切符、乗車券、指定券、引換券があります。

切符とは、乗り物や会場へ入場する際に料金支払いを示す紙のことです。

納税の通知書や交通違反などのこれから支払う予定の金額が記されたものにも使われます。

乗車券とは、乗り物の交通機関が発行する切符のことです。

指定券とは、予め座席を指定して座席を確保する権利をもつ切符です。

引換券とは、物品と引き換えることのできる券です。

「coupon」の類語

類語には、割引券があります。

割引券とは、定められた金額や商品の額面の何割かを差し引くことを記した券のことです。

まとめ

“ticket”“coupon”について説明しました。

“ticket”は、入場券や切符、乗車券、食券などの何らかの対価を得るために使われる引換券のことを指すのに対し、「coupon(クーポン)」とは、切り取って使用する割引券や回数券を指すという違いがあります。

“ticket”は、入場券や切符、乗車券、食券などのポジティブなものに限らず、違反切符のようなネガティブなものにも使われるのに対し、“coupon”は、切り離して使う券に使われるという違いがあります。

“coupon”は、アプリケーションやウェブ上のデータなどに成った場合に割引券としての意味合いが強くなって使われます。

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