食べ物の匂いや味わいを表す言葉には「香味」や「風味」があります。
この記事では、「香味」と「風味」の違いを分かりやすく説明していきます。
「香味」とは?
「香味」とは飲食物の香りや味わいを示す言葉であり、こちらは特に香りがよいものを表す時に使います。
「香味」はこれ以外にも物のおもむきや雰囲気を表す時にも使うことが可能です。
「香味野菜」とは料理に香りや風味を付ける野菜であり、こちらは生姜、大葉、ハーブ、にんにく、ネギ、セロリ、ミョウガなどが有名です。
「香味」はコーヒーなどを香ばしく焙煎したものに対して使うことも可能です。
「風味」とは?
「風味」とは飲食物の香りや味わいを示す言葉であり、こちらは実際に食べてみて味わった時の美味しさを表す時に使います。
「風味」はこれ以外にも風雅なおもむきや雰囲気、人から受ける好ましい印象を表す時にも使うことが可能です。
「風味」は食べる前の香りがよいものから、実際に味わってみて香りや味がよいものの両方に使うことが可能です。
「風味」は「カニ風味」のカニカマのように、他の味に似せて作られたものを表す時にも使います。
「香味」と「風味」の違い
「香味」や「風味」はどちらも香りや味わいがよいものを示す時に使う言葉です。
「香味」は匂いに重点が置かれ、「風味」は実際に舌で味わった時の美味しさに重点が置かれるのが特徴です。
「香味」の例文
・『香味あふれるコーヒーを頂きました』
・『香味野菜をたっぷり使ったスパイシーカレーを作りましょう』
「風味」の例文
・『フカヒレの独特な風味はとても美味しくて最高でした』
・『野菜本来の風味を生かした料理でありながら、子供でも食べやすいのはとても凄いと思います』
まとめ
「香味」や「風味」はどちらも香りや味わいがよいものを表す言葉です。
漂ってくる香りがよいものは「香味」と表し、実際に食べてみて美味しいものは「風味」を使うことが多いのが特徴です。