この記事では、「行き詰まる」と「息詰まる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「行き詰まる」とは?
「行き詰まる」は「ゆきづまる・いきづまる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「進む先がさえぎられてそれ以上進めなくなってしまうこと」という元の意味です。
2つ目は転じて「ものごとがうまく進まず、これ以上どうにもならなくなること」という意味です。
「行き詰まる」の言葉の使い方
「行き詰まる」は「行き+詰まる」で成り立っている語です。
「行き」は動詞「行く」の連用形で「目的地へ向かって進む」転じて「ものごとがはかどる」という意味、「詰まる」は「途中がふさがって通じなくなる」から転じて「うまく対応できず苦しむ」という意味、「行き詰る」で「目的地へ向かう道がふさがって通じなくなること」から転じて「ものごとがはかどらず苦しむこと」という慣用表現として使われる様になりました。
「息詰まる」とは?
「息詰まる」は「いきづまる」と読みます。
意味は「緊張して呼吸が苦しくなること」です。
「息詰まる」の言葉の使い方
「息詰まる」は「息が詰まる」が省略された語です。
「息」は「呼吸」という意味、「詰まる」は「途中がふさがって通じなくなる」という意味、「喉がふさがって呼吸ができなくなること」から転じて「非常に緊迫した状態」という慣用表現として使われる様になりました。
「行き詰まる」と「息詰まる」の違い
「行き詰まる」は「目的地へ向かう道がふさがって通じなくなること」、転じて「ものごとがはかどらず苦しむこと」という意味の慣用表現です。
「息詰まる」は「喉がふさがって呼吸ができなくなること」、転じて「非常に緊迫した状態」という意味の慣用表現です。
「行き詰まる」の例文
「行き詰まる」の例文は以下の通りです。
・『道を間違えて行き詰まる』
・『会社の経営が行き詰まる』
・『アイデアが出ず行き詰まる』
「息詰まる」の例文
「息詰まる」の例文は以下の通りです。
・『息詰まる様な沈黙が続く』
・『息詰まる様な試合が繰り広げられる』
・『映画のクライマックスで思わず息詰まる』
まとめ
今回は「行き詰まる」と「息詰まる」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。