この記事では、「試す」と「試みる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「試す」とは?
物事の良し悪しや性能・機能などを調べるためにやってみる、という意味です。
カレーの隠し味のことで説明をします。
自宅でカレーを作ることにしました。
よりおいしいものを作るために、隠し味を入れてみることにしました。
インターネットで調べてみると、ヨーグルト、ナッツ、チョコレート、梅干し、チーズなど、さまざまなものが紹介されています。
「これを入れておいしいのだろうか」と疑いたくなるものもありますが、本当においしくなるのか調べるためにやってみました。
このような、物事の実態などを確認するためにやってみることをいいます。
「試みる」とは?
物事の性質や能力などを調べるためにやってみる、という意味です。
海外旅行での会話で説明をします。
Aさんは英会話の勉強中です。
まだ完璧に英語を話せるわけではありません。
それでも、教室では何とか会話が成立しています。
Aさんは海外旅行に行くことになりました。
この国では英語が使われており、現地の人とのやり取りは英語になります。
Aさんの英語は完璧ではありませんが、それでも通じるかどうかを調べるために、とにかく英語を使って話してみることにしました。
このような、物事の能力などを確認するためにやってみることをいいます。
「試す」と「試みる」の違い
「試す」と「試みる」の違いを、分かりやすく解説します。
物事の性能や能力などを調べるためにやってみる、という意味が同じです。
この意味では、同じように使うことができます。
後者の場合、結果がどうなるかわからないけれど、とにかくやってみるという意味合いが含まれています。
前者は物事の実際がどうであるかを調べるという意味合いを強く持っています。
まとめ
同じような意味で使われることのある2つの言葉です。
一方は実態を調べるという意味合いが強く、もう一方は結果がどうなるかわからないけれどやってみるという意味が強くあり、この点に違いがあります。