「ご用意」と「ご準備」の違いとは?分かりやすく解釈

「ご用意」と「ご準備」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「ご用意」「ご準備」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ご用意」とは?

あらかじめ必要なものをそろえること、という意味です。

「ご」をつけて、その行為が及ぶ相手や、その行為をする人に敬意を表す形にしています。

この言葉は、あらかじめ必要な「もの」を用意することを意味しています。

たとえば、「遠足の用意」という場合は、遠足をするために必要はお弁当、お菓子、リュック、水筒などを前もってそろえることを意味します。

「筆記用具のご用意をお願いします」という場合は、ある事柄をするために筆記用具を整えてくださいという意味になります。

「前もって」整えることで、そのときになって慌てて何かを整えることではありません。


「ご準備」とは?

あらかじめ必要なものをそろえたり、態勢を整えたりすること、という意味です。

「ご」をつけて、その行為が及ぶ相手や、その行為をする人に敬意を表す形にしています。

「大会の準備」という場合は、大会を開くための組織の態勢を整えるという意味にも、大会を行うときに使う道具を整えるという意味にもなります。

「メモのご準備をお願いします」という場合は、メモをするための紙やペンを整えるという意味にも、メモをとる態勢を整えるという意味にもなります。

このように、これから起こる事柄のために、前もってものや態勢を整えることをいいます。


「ご用意」と「ご準備」の違い

「ご用意」「ご準備」の違いを、分かりやすく解説します。

あらかじめ必要なものをそろえるという意味が同じです。

「メモのご準備」という場合は、メモ用紙やペンを整えるという意味と、メモをとる態勢を整えるという意味もあります。

「メモのご用意」という場合は、メモ用紙やペンを整えるという意味で、態勢を整えるという意味では使用しません。

まとめ

同じ意味を持っているのですが、一方は態勢を整えるという意味も含まれている点が異なります。