相手に対して、どう考えているかを尋ねる時に使用するのが、「ご判断はいかがでしょうか」というような表現の仕方です。
それでは、この「ご判断」とはどういう意味でしょうか。
また、「考え方」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「ご判断」と「考え方」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ご判断」とは?
「ご判断」とは、「判断」という単語に「ご」という丁寧語がついたものなので、相手の「判断」に関して敬語として表現するもので、意味としては「どう考えているか」を示すものです。
「考え方」とは?
「考え方」とは、その文字の通り「考えのゆくえや方法」を表す言葉です。
英語では「way of thinking」というのが近いと考えられるように、「考えの方法」と言うこともできます。
「ご判断」と「考え方」の違い
「ご判断」と「考え方」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、ともに相手の考えに関して使用される言葉であることは同じですが、使われるシチュエーションがまったく違います。
まず、大きな違いは「ご判断」のほうは「判断」という名詞に「ご」がついた敬語であるということです、それに対して「考え方」は単なる名詞で敬語ではありません。
したがって、目上の人に対しては使うことができません。
使うとすれば「お考え」という表現になるでしょう。
また、「判断」というのは単なる「考え」ではなく、何かを考えて結論を出すことを言う場合が多いので、その意味でも使われる場面は全く違うものになるでしょう。
そう言う意味では、「お考え」と「ご判断」のほうが近い表現であると言うことはできます。
まとめ
この記事では、「ご判断」と「考え方」の違いを、解説してきました。
これらは、そもそも使われる場面が違うと言う説明をしました。
しかし、実際には「考え’を巡らせた後に、「判断」をするのが物事の順番なので、原因と結果という関係にあると言うこともできます。