「ご配慮のほど」と「ご配意のほど」の違いとは?分かりやすく解釈

「ご配慮のほど」と「ご配意のほど」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「ご配慮のほど」「ご配意のほど」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ご配慮のほど」とは?

「ご配慮のほど」とは人や物事の事情を知った上で良い結果になるようにする気遣いすることです。

ただ気を遣うだけでなく事情を把握した上で問題が起きないように、良い結果で終わるようにというお願いに使われるので、なぜそうしないといけないかやどうすればいいかがある程度わかるような説明が必要になります。

気遣いや気配りを求める言葉ですが同時にそういった行為の必要性に納得してほしいとも伝える言葉と言えるでしょう。


「ご配意のほど」とは?

「ご配意のほど」とは人や物事に対して気を遣ったり心配りすることです。

そういった気遣いや心配りを求めるために使う言葉ですが、事情を把握した上でという意味は含んでいないので、気遣いを求める理由は述べていても詳細な事情やどうすればいいかまで述べていることは殆ど無いでしょう。

特別な気遣いや心配りは必要ないものの、トラブルなどに繋がらないよう常識的に気をつけて欲しい場合などに使われます。


「ご配慮のほど」と「ご配意のほど」の違い

「ご配慮のほど」「ご配意のほど」の違いを、分かりやすく解説します。

事情があることを理解したり納得した上での気遣いや心配りを指すのが「ご配慮のほど」で、単純に気遣いや心配りを指すのが「ご配意のほど」です。

事情を理解した上でという意味があるので「ご配慮のほど」という場合気遣いをする理由だけでなくどんな事情があるかやどうすればいいかを察せるように、「ご配意のほど」よりも説明を詳しくする必要があります。

まとめ

事情があることに納得した上で気遣いや気配りを指すのが「ご配慮のほど」で、事情などは問わず気遣いや気配りを指すのが「ご配意のほど」です。

とは言え敬語を使う相手に気遣いを求める場合はその事情に納得していて欲しいと思うものなので、納得も求める「ご配慮のほど」の方が比較的目にするでしょう。