「受け止める」と「受け取る」の違いとは?分かりやすく解釈

「受け止める」と「受け取る」の違いとは?言葉の違い【2語】

「受け止める」「受け取る」にはどのような意味の違いがあり何を基準に使い分ければ良いのでしょうか。

今回は、「受け止める」「受け取る」の違いを解説します。

「受け止める」とは?

「受け止める」とは、「こちらに向かってくるものの動きを止めて支え受けること」を意味する言葉です。


「受け止める」の使い方

こちらに向かって走ってくる人や向こうから投げられたボールなどこちらの方向に向かって動いているものを停止させて受けることを指します。

相手の動き止めてから受ける様子を表す言葉であり、置いてあるものを持つような静止している対象に対しては使いません。

人の気持ちや想いに対して使うこともあります。

人の心情に対して使う場合は「人から向けられる想いをまっすぐに受ける」という意味で使われる表現です。


「受け取る」とは?

「受け取る」とは、「渡されたものを収めてで自分のものにする」という意味の言葉です。

「受け取る」の使い方

一般的には渡されたり届けられたりなど自分に対して譲られたものを手で持って受け管理下に収めることを意味します。

手渡しされたものをもらったり届けられた手紙を確かに収めたりなど受領し自分のものとして扱うことを表す言葉です。

「受け止める」と「受け取る」の違い

「受け止める」「受け取る」の違いは「運動」です。

こちらに向かって来つつある運動しているものを停止させて受けるのが「受け止める」、運動していない静止状態に近いものを受けて自分のものにするのが「受け取る」という違いで区別されます。

「受け止める」は飛んできたものや落下してきたものなど必ずしも自分宛てではないものに対しても用いられるのに対し、「受け取る」は自分宛ての郵便や自分に贈られるプレゼントなど渡す相手が定まっている場合に使う表現です。

まとめ

「受け止める」「受け取る」はどちらも日常的によく見る動作です。

それぞれの言葉が表す動作を意識して正しく使い分けてください。