この記事では、「なってます」と「なっています」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「なってます」とは?
「なっています」よりも軽い話し方として使われているのが「なってます」です。
「ここは待機室となってます」といったように、どのような状況になっているか身近な人に伝えるときに使うわけです。
取引先相手には「お世話になってます」と挨拶代わりに使うこともあります。
あくまでも親しい人へ挨拶する言葉であるため、上司や社長といった立場が高い人へは失礼にあたるので使うときは注意が必要です。
「なっています」とは?
「なっている」を丁寧にした言葉が「なっています」です。
「会議中となっています」といったように、今まさに何をしているか相手に伝えるときに使われています。
また、「このようになっています」とどのような状況であるか知らせるときにも使える言葉です。
他にも「出荷は月末となっています」と言った使い方するなど、人にいつどのようになるか具体的に伝えます。
「なってます」と「なっています」の違い
「なってます」と「なっています」の違いを、分かりやすく解説します。
取引先や親しい人への挨拶代わりに使われているのが「なってます」です。
軽い口調で相手へ用件を伝えるときに使われている言葉であり、堅苦しい雰囲気にならない言い方になります。
もう一方の「なっています」は「となっている」という言葉を丁寧語にしたものであり、「人事部の○○は面接中となっています」といった使い方して、誰が今何しているか丁寧に伝えるために使われています。
他にも「世話になっています」と挨拶代わりとして人に対して感謝の気持ちを伝えるために使われている言葉です。
「なってます」の例文
・『新商品のパソコンは10時から入荷する予定となってます』
・『午後から問屋の○○さんがこちらへ来ることになってます』
「なっています」の例文
・『○○様、お世話になっています。社長が来るまでお待ち下さい』
・『午後から始まる面接は3階の会場となっています』
まとめ
どちらも同じ意味を持つ言葉ですが、「い」が入っているかの違いにより丁寧語になるかの違いがありますので、自分なりにうまく使い分けてみましょう。