「なのですが」と「ですが」の違いとは?分かりやすく解釈

「なのですが」と「ですが」の違いとは?言葉の違い【2語】

2つの文章を単純に繋げる役割を持っている単語はたくさんあります。

そのなかで、かなり頻繁に使われる表現として「この件は、いそぎなのですが、今日中にできますか」というものがあります。

それでは、この「なのですが」とはどういう意味でしょうか。

また、「ですが」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「なのですが」「ですが」の違いを分かりやすく説明していきます。

「なのですが」とは?

「なのですが」とは、接続のために使われ、若干ニュアンスを柔らかくする効果があることばです。

「なの」「です」「が」にわけられ、「なの」「である」の変形、「です」は丁寧な語尾、「が」は逆説の表現になります。

したがって、意味としては「?であるのですが」となります。


「ですが」とは?

「ですが」とは、文章を接続するために使われる言葉です。

「です」という丁寧な語尾に「が」という逆説の接続語がつくことによって、前の文章に相反する文章を繋げることができます。


「なのですが」と「ですが」の違い

「なのですが」「ですが」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つの言葉は、接続のために使用する単語であり、そのシチュエーションもほぼ同じなのですが、若干のニュアンスが違います。

その違いは見たとおり「なの」が入っているかどうかだけです。

前述のように、「なの」「である」が変化したもので、単体での意味はほとんどないのですが、繋げると持って回った言い方になり、若干ですがあたりが弱くなります。

したがって、その後続の文章が言いにくいものであれば、それを中和してくれる効果はあります。

したがって、かなり親しい間柄の相手でなければ、こちらを使っていれば間違いはないでしょう。

まとめ

この記事では、「なのですが」「ですが」の違いを、解説してきました。

この2つに関しては、あまり区別することもなく使われていますが、一般的には「なのですが」のほうがオブラートに包んだ言い方であるという解説をしてきました。

しかし、実際にはこのいいかたで中和できる効果はあまり大きくはないので、目上の人に対しては、他に適切な敬語を挿入するのが正しいやり方でしょう。