「ジャンバラヤ」と「ビリヤニ」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「ジャンバラヤ」と「ビリヤニ」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「ジャンバラヤ」「ビリヤニ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ジャンバラヤ」とは?

アメリカ南部ルイジアナ州発祥の炊き込みご飯を意味する言葉です。

肉や魚介類、野菜を香ばしく炒めて、米や水、調味料、ケイジャンスパイスやチリペッパーなどの香辛料を加えて炊き上げ、刺激的な味わいに仕上げます。

「ジャンバラヤ」は、スパイスをたっぷり使用し、トマトの風味が特徴的です。

クレオール風(トマトを使う)とケイジャン風(トマトを使わない)の2つの系統があります。


「ビリヤニ」とは?

インドやバングラデシュ、パキスタンなどで食べられている炊き込みご飯を意味する言葉です。

「ビリヤニ」は、スパイスが豊富で、クミン、コリアンダー、ターメリック、シナモン、クローブ、カルダモンなどが使用されます。

インディカ米の最高級品種「バスマティ米」を使用しており、高級米を使う理由は、もとはビリヤニが宮廷料理だったためと言われています。


「ジャンバラヤ」と「ビリヤニ」の違い

「ジャンバラヤ」「ビリヤニ」の違いを、分かりやすく解説します。

「ジャンバラヤ」「ビリヤニ」は、どちらもお米を主成分とした炊き込みご飯料理を意味する言葉ですが、異なる文化や調理法に基づいて作られます。

「ジャンバラヤ」は、アメリカ・ルイジアナ州の郷土料理のことです。

スペイン料理のパエリアをルーツに持ちます。

肉類や野菜類がメインの料理で、スパイスを多く使用しないことが特徴として挙げられます。

その一方で、「ビリヤニ」は、インド亜大陸のムスリムに由来する混ぜご飯料理のことです。

半茹でにした米と、別途調理された具材を合わせて炊き込みます。

スパイスとバスマティ米を使用し、肉や魚、エビなどの具材を使うことが一般的です。

ダム調理と呼ばれる加熱法で調理されることもあります。

まとめ

「ジャンバラヤ」「ビリヤニ」は、どちらもスパイシーな炊き込みご飯を連想させる食べ物ですが、異なるルーツ、味わい、食材だと言えます。

それぞれ異なる料理なので、お好みに合ったものをいただいてみましょう。