「気にかける」と「心配する」の違いとは?分かりやすく解釈

「気にかける」と「心配する」の違いとは?分かりやすく解釈言葉の違い【2語】

この記事では、「気にかける」「心配する」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「気にかける」とは?

相手がどうしているか、状況が知りたいと思うことを「気にかける」【きにかける】といいます。

遠くに住む家族は無事でいるか心配したり、入院している友人の容態を気にするといったとき使うわけです。

また、面識がない人であってもご高齢や妊婦がずっと列に並んでいたとき大丈夫かと時折目を向けて、何かあれば声をかける優しさを見せます。


「心配する」とは?

これから悪いことが起きると感じ、強い不安に駆られることを「心配する」【しんぱいする】といいます。

例えば、重い病気を抱える娘は大人になったときどう生きるか不安になる親は「心配する」のです。

また、好きな芸能人が番組内で怪我したとき画面に釘付けになるほど我を忘れて動揺し、その場にじっと座っていられなくなるほど動悸が激しくなってしまうといった状態になります。


「気にかける」と「心配する」の違い

「気にかける」「心配する」の違いを、分かりやすく解説します。

自分よりも年下であったり、高齢者、妊婦といった人に対して気を向けるといった優しさを「気にかける」といいます。

いつも目を向けるというよりは、時折気になったとき注意を払うわけです。

もう一方の「心配する」は、これから災害が起きるかもしれない、交通機関が止まったらどうしようと思って酷く不安になります。

また、親しい人が事件や事故に巻き込まれないかと心配し、無事でいるよう願う気持ちになるといった意味もある言葉です。

「気にかける」の例文

・『隣に座る妊婦を気にかける小学生の優しさに涙が出た』
・『一人でお弁当が食べられない子供が心配で気にかける』

「心配する」の例文

・『月に1度は心配する家族に写真を送って近況を伝えている』
・『閉め切った車の中から犬の鳴き声がして弟は酷く心配した』

まとめ

似たような意味がある言葉ですが、使い方に微妙な違いがあります。

自分なりにどのような状況で使うか学び、うまく場面に応じた使い分けしてみるといいでしょう。