「気が合う」と「馬が合う」の違いとは?分かりやすく解釈

「気が合う」と「馬が合う」の違いとは?分かりやすく解釈言葉の違い【2語】

この記事では、「気が合う」「馬が合う」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「気が合う」とは?

感じ方が自分と同じであることを「気が合う」【きがあう】といいます。

考え方も似ているところが一緒に行動しやすく、楽しい気持ちで過ごせるため「いい」と感じる相手に対して使う言葉です。

また、相手に気を使わず、緊張することもなく自然体で一緒にいられる相手であるため心も休まり、居心地さえ良く感じます。

それほど心が通じ合い、楽しく過ごせる人であると思うのです。


「馬が合う」とは?

呼吸が合うので、一緒に行動しやすいといった意味で使われているのが「馬が合う」【うまがあう】です。

言葉の由来は乗馬をうまく乗りこなすためには乗り手と馬との息がぴたりと合う条件が必須であり、ここから呼吸が合っている者同士を「馬が合う」というようになりました。

主に、仕事や活動するときの行動が自分と合うといった状況を指す言葉です。


「気が合う」と「馬が合う」の違い

「気が合う」「馬が合う」の違いを、分かりやすく解説します。

考え方が同じでいいと思う相手を「気が合う」といい、一緒にいて居心地がいい人を対象に使う言葉です。

このような相手は趣向も合うため年齢や性別に関係なくいい雰囲気で過ごせます。

もう一方の「馬が合う」は呼吸がぴたりと合うほど相性がいい相手との関係性を指す言葉です。

「気が合う」よりも行動が合う相手とは歩幅や動きもしっかり合うため、二人一組で行う仕事がとてもはかどるといった場面で使われています。

「気が合う」の例文

・『気が合う人と掃除活動ができるので、毎日が楽しく感じる』
・『何十人とお見合いしたが、なかでも気が合う人と結婚した』

「馬が合う」の例文

・『新入社員とは馬が合うため、一緒に外回りによく行く』
・『口調は厳しい人だが、馬が合う姑で本当に良かった』

まとめ

どちらも自分と合う人を指す言葉ですが、状況によって使い方に違いがありますので、自分なりにどういった相手の場合その言葉が合うかうまく使い分けてみるといいでしょう。