この記事では、「街道」と「大通り」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「街道」とは?
多くのビルが建ち、人々が行き交う大きな街の中にある道路を「街道」【かいどう】といいます。
多くの「街道」があれば車の移動も楽になり、短時間で目的地へ渋滞を避けて行けるのです。
また、離れた街へ移動する道路としても使われていて、自転車や二輪自動車も通れるよう幅が広い「街道」もあります。
有名な所では鎌倉街道、熊野古道、中山道であり、昔から多くの人が行き来した道を指すわけです。
このように、それほど大きな道路でなくとも対象になる道という意味があります。
「大通り」とは?
街の中心にあるのが「大通り」【おおどおり】であり、人が多く行き交う道路として使われています。
道路はバイパスよりも若干狭い場所が多いですが、交通の基軸になっているわけです。
このような道路の左右にはお土産や服を売る店、カフェなどが並んでいる光景が見られます。
そのため、平日でも買い物を楽しむ人が集まり、活気ある場所になるわけす。
日本では東京の青山通り、横浜市の伊勢佐木町通り、名古屋市の環状線、大阪市ではなにわ筋が有名です。
「街道」と「大通り」の違い
「街道」と「大通り」の違いを、分かりやすく解説します。
日本では古くから人々が街へ移動するために利用してきた道路を指すのが「街道」であり、交通路として旅人がよく使っていた道でした。
明治時代になると地方道や国道に番号制を取り入れて、人々が覚えやすくしました。
東海道の五街道は江戸時代に栄えた道で、左右には多くの旅館が立ち並び、旅で疲れた旅人が泊まる場所として使われていたのです。
もう一方の「大通り」は街の中心にあり、お土産やカフェなどお洒落な店や老舗が立ち並び、観光客が多く訪れる道路や商店街がある通りを指します。
まとめ
道路を指す言葉を2つご紹介しましたが、人が目的を持って移動するために使う通りを「街道」と呼び、街の中心にあるのが「大通り」と覚えておくといいでしょう。