この記事では、「シングル」と「EP」と「アルバム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「シングル」とは?
音楽レコード、カセットにおいてA面B面で1~2曲を収録したスタイルがもととなっており、CDでは発売当初は8cmCDという小さめのディスクに2曲程度収録されていた形態を指していました。
2000年頃の8cmシングルが12cmのCDに変更されたタイミングで8cmのシングルに対し3~4曲(うち2曲カラオケの場合もあり)を指していたマキシシングルがシングルの主流の地位に成り代わっていました。
現在発売されるCDシングルは基本的に12cmCDを使用しており、3曲以上収録されるケースも見られます。
デジタルシングルは配信のみで発売される曲で、こちらはシングルの名の通り一曲のみの収録のケースが一般的で別の曲は別売りとなります。
「EP」とは?
もともとはExtended Playの略で収録時間の長いレコードの名称でした。
現在CDにおけるEPはかつてミニアルバムと呼ばれていた立ち位置のもので、5~8曲程度が収録されたものを指していますが、ミニアルバムという表現も残ってはいます。
アルバムとシングルのちょうど間に位置しています。
「アルバム」とは
レコードを写真アルバムのようにひとつのパッケージに複数収めてたくさんの曲を楽しめるようにしたのが発祥で、カセットテープのアルバムは現在では2枚程度のセットが有る場合が見られます。
12cmCDアルバムはCDが1枚でも10曲程度が収録できることから、外見的には12cmCDシングルとの差があまりないまま収録曲数の差でCDアルバムとわかるというケースがあります。
ただし、CD2枚組という構成は確実にCDアルバムということができるでしょう。
デジタルではCDアルバムは曲ごとに買うことも可能です。
「シングル」と「EP」と「アルバム」の違い
CDにおいて1~4曲収録されるのがシングル、3~8曲程度収録されるのがEP(マキシシングルとも呼ばれていました) 6曲以上が収録されていて2枚組以上のものなどあるのがCDアルバムとなります。
シングルやEPに新曲を追加してアルバムを出したり、トリビュートアルバムを作ったりと、アルバムは収録曲の多さからよりテーマ性をもたせたものを作ることも可能ですし、ベストアルバム的なものを作ることも可能です。
デジタルシングルは完全に1曲のみの販売となり、デジタルep、デジタルアルバムは曲を選択して買うことが可能で、当時買わなかった曲を後でまた買うことも出来ます。
まとめ
シングルはレコード時代の発祥でA面の曲B面の曲の2曲入っているのがCDシングルで、2曲はレコードの名残と言えます。
マキシシングルの名残で4曲程度入ることもシングルにはあります。
一定数曲が入っているレコードのEPはCDのEPではそのまま引き継がれています。
アルバムはレコードのアルバムを引き継いでおり2枚組などにも対応した商品もあります。