「ご健在」と「ご存命」の違いとは?分かりやすく解釈

「ご健在」と「ご存命」の違い生活・教育

この記事では、「ご健在」「ご存命」の違いについて紹介します。

「ご健在」とは?

「ご健在」とは、元気で暮らしているということを表しています。

「健在」には丈夫で無事に暮らしていることとか、衰えることなく元の状態であることといった意味があります。

「祖母は健在です」といえば、祖母が元気で暮らしていることが分かります。

「健在」「ご」を付けることで、丁寧な言い方になります。

「先生はご健在ですか」といった使い方をします。


「ご存命」とは?

「ご存命」とは、この世に生きていることを表しています。

「存命」には、生きていることとか生きながらえていることといった意味があります。

「ご」を前に付けることで、丁寧な言い方になります。

「ご両親のご存命中は大変お世話になりました」といった使い方をします。

「存命」には、亡くなってもおかしくない状態だというニュアンスが含まれています。

そのため若くて健康な人に対しては、「ご存命」という言い方をすることはまずありません。

高齢であるとか、病気を患っているなど亡くなることが考えられる場合に使う言葉です。


「ご健在」と「ご存命」の違い

「ご健在」「ご存命」の違いは、元気かどうかにあります。

「ご健在」の場合、生きていることは勿論、元気で暮らしていることを表しています。

それに対して「ご存命」は、生きていますが元気であるとは限りません。

病気で入院していたり、高齢で弱っていて寝たきりになっているといった場合も含まれます。

また、「ご存命」はかなり高齢の人に対して使われることが多いですが、「ご健在」は比較的若い世代に対して使うことも多いです。

例えば、元スポーツ選手の場合、30代でも現役時代と比較して「ご健在ですね」と言ったりします。

まとめ

「ご健在」「ご存命」の違いは元気な状態かどうかにあります。

「ご健在」は元気な人に対して使いますが、「ご存命」は元気ではない場合にも使われます。