「サヴァン症候群」と「ギフテッド」の違いとは?分かりやすく解釈

「サヴァン症候群」と「ギフテッド」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「サヴァン症候群」「ギフテッド」の違いについて紹介します。

サヴァン症候群とは?

サヴァン症候群とは、知的障害や発達障害、精神障害などがありながらごく特定の分野において驚異的な能力を持っている人やその症状のことをいいます。

例えば、膨大な本を一度読んだだけで全て記憶してしまったり、一度見ただけの景色を正確に絵に描き起こすことができたりします。

計算や芸術などの分野で並外れた能力を発揮することもあります。

サヴァン症候群は発達障害の1つである自閉症スペクトラムの人に多いといわれており、その多くは男性です。

サヴァン症候群に関してはまだ分からないことも多いのですが、言語や計算を司る脳の左半球に損傷があることが関係していると考えられています。


ギフテッドとは?

ギフテッドとは、一般的な人と比較して突出した知性や精神性を持つ人のことをいいます。

英語では、giftedと書きます。

贈り物という意味があるgiftが語源となっており、天から与えられた資質といった意味でギフテッドと呼ばれるようになりました。

生まれ持った能力なので、早期教育を施したからといってギフテッドになれるわけではありません。

ギフテッドは、学問や言語、芸術、記憶など様々な分野で高い潜在能力を持っています。

特定の分野に強いこだわりを持つことも多く、周りとのコミュニケーションが上手く行かないこともあります。

ギフテッドの才能を伸ばすため、アメリカではギフテッド教育が盛んに行われています。


サヴァン症候群とギフテッドの違い

ギフテッドは一般人と比べて突出した能力を持つ人のことをいうので、その中にはサヴァン症候群も含まれます。

サヴァン症候群は発達障害の1つである自閉症スペクトラムの男性に多いですが、発達障害のないギフテッドもいます。

まとめ

ギフテッドは一般人と比べて突出した能力を持っている人をいい、その中にはサヴァン症候群も含まれます。