“Alright”と“Okay”は英語や英会話を習う時に最初に出て来る表現です。
ご存知の通り意味はどちらも『大丈夫』や『問題ない』などを表します。
英語を全く勉強していなくても、映画や海外ドラマで頻繁に耳にしますし、既に日本語としても定着している表現です。
しかし、それぞれの表現の意味を調べるととても面白いことが分かります。
この記事では、“Alright”と“Okay”の違いを分かりやすく説明していきます。
「Alright」とは?
実はこの単語は厳密な文法としては『間違い』であるということはご存知でしょうか?正確な表現は“All right”と2つの単語から構成されます。
言葉とは時代と共に変化するということを正に表している単語が“Alright”になります。
もともとは“All right”と分けて文章にしていたのですが、次第に“Alright”と簡素化していき定着しました。
ですので、“Alright”はとてもカジュアルな表現となります。
正式な文章としては“All right”が正しい英語表現ですので、ビジネス文章などでは“Alright”は使わない方が無難です。
「Okay」とは?
この単語を見たとき、少し疑問が生じませんでしょうか。
通常我々は“OK”と書きますが、どうしてか“Okay”と2文字以上になっています。
これはなぜでしょうか。
まず“OK”の成り立ちで有名なエピソードから見てみましょう。
所説ありますが、その昔、“All Correct”という言葉を“Oll Korrect”と聞き間違えて“OK”になったという話がとても有名です。
つまり最初は“OK”という2文字の言葉からスタートした表現だったのです。
ここに綴りを付けるという奇特な試みがされました。
発音的には『オゥケェイ』ですので“Okay”という綴りになり、これが定着して現在に至るという訳です。
「Alright」と「Okay」の違い
表現としてはこの二つはほぼ同じ意味で使われます。
通常の英会話ではあまり気にせずに使っても問題はありません。
英語は同じ表現や単語を連続して使うことを嫌う言語ですので、『大丈夫』や『問題ない』という表現に変化を付ける意味で使っていただいて大丈夫です。
ただ、ビジネスでは“Alright”は使いませんのでご注意下さい。
また、“OK”も簡略後で丁寧な感じはしませんので“Okay”という形に変えて使うことが多い様子です。
一点だけ注意があります。
それは場合によっては『よい』という意味にならないことです。
例えばレストランなどでウェイターが“How is everything?”と料理の味について聞いてくることがあります。
ここで“Alright”や“Okay”を使うと『満足してないけど大丈夫です』というニュアンスとして取られてしまいます。
もしも『よかった』という意味を伝えたければ“It’s good”と返すのが無難です。
まとめ
如何でしたでしょうか。
今回は殆ど同じ意味でした。
どちらもスラング的な使い方を経て現在に至ります。
とても良く使う表現ですので、是非両方とも使ってみてください。
とても言いやすい基礎表現なのですが、前項でもご説明した通り、場合によってはネガティブな捉え方をされかねない表現でもありますのでここだけは十分ご注意をお願いします。