「従順」と「恭順」の違いとは?分かりやすく解釈

「従順」と「恭順」の違い生活・教育

この記事では、「従順」「恭順」の違いを分かりやすく説明していきます。

「従順」とは?

「従順」とは人の命令を素直に聞き入れ従うことです。

また態度が穏やかでそう言った指示に逆らわない性格やそのような性格を持つ人自体も「従順」と呼ばれます。

「従順」と言う場合人から出された命令に従うことを指し、組織の命令に素直に従う人も「従順」と言いますが、それは命令を直接下す上司の指示に素直に従うからです。

そのため組織の命令や決まりに従い逆らわないことも「従順」と言いますが、基本的には人の命令に対して逆らわずに従うことを「従順」と言います。


「恭順」とは?

「恭順」とは命令に畏み謹んで従うことやそのような態度を見せることです。

あくまでも態度を指して使われるので性格や人格を「恭順」と表現しません。

「恭順」は畏み慎んで従うということなので必然的に上に見ている相手からの命令に従うことになります。

その為対等な立場である友人や同僚に従うことは「恭順」ではなく、会社や国など権力を持つ組織としての命令であったり上司など上の立場の命令に敬意を見せ従うことが「恭順」です。


「従順」と「恭順」の違い

「従順」「恭順」の違いを、分かりやすく解説します。

命令に素直に従うことが「従順」で命令にうやうやしく従うことが「恭順」です。

「従順」するのは主に人の命令に対してであり相手がどのような立場なのかは関係なく、素直に従うなら「従順」と言われます。

それに対して「恭順」は上の立場の相手から下された命令に謹んで従うことであり、政府のような国家権力や上司や会社のような社会的権力を持った命令に従うことが「恭順」です。

まとめ

人の命令なら対等な相手の命令でもよく聞き逆らわないことが「従順」で、上からの命令に敬意を持って従うことが「恭順」と考えれば「従順」「恭順」を区別しやすいでしょう。

「従順」は人柄について言及するためにも使われますが、「恭順」は態度を表現する言葉として使われ「恭順」な人と言うことはありません。