この記事では、「オタク」と「マニア」と「フリーク」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オタク」とは?
「オタク」の意味は、以下の通りです。
1つ目は「自分と同等であるが、あまり親しくない相手のことを、軽い敬意を込めて呼ぶ代名詞」という元の意味です。
相手の名前を知らないけれども会話する時に、相手のことを表します。
2つ目は上記から転じて「あることに熱中して、非常に詳しい知識を持っている人」という意味で、一つのものごとに夢中になり、他の人が知らない様な知識を持っている人のことを言います。
「オタク」は1980年代半ばに使われ始めた俗語で、当初はアニメや美少女キャラなど、大人として人に言いにくい趣味を持っている人に使われていました。
「オタク」の使い方
「オタク」は名詞・形容動詞として「オタクだ・である」「アニメオタク」「オタク趣味」などと使われます。
この言葉が使われ始めた時には、ロリコン趣味な男性を表す言葉でしたが、現在では一つものごとにしか興味を示さず、非常に詳しい知識を持っている人を表し、幅広い趣味に対して使われます。
「オタク」の例文
・『彼は鉄道オタクで鉄男と呼ばれている』
「マニア」とは?
「マニア」の意味は、「ある物事に異常に熱中している人のこと」です。
一つのものごとに集中して、異様に執着する人のことを言います。
「マニア」は英語の「mania」が日本語化した言葉で、「躁病」「異常な熱中」「熱狂」「熱中させるもの」などの意味があります。
「マニア」の使い方
「マニア」は名詞・形容動詞として「マニアだ・である」「切手マニア」「マニアック」などと使われます。
基本的に、一つのものごとに熱中して、異様なまでに執着する人に使われる言葉です。
「マニア」の例文
・『彼はホラー映画マニアなのでデートの時に辛い』
「フリーク」とは?
「フリーク」の意味は「あるものごとに熱狂している変わった人のこと」です。
あるものに熱狂していたり陶酔していたりして、それなしに生きていけないほど倒錯している、ちょっと変わった人のことを言います。
「フリーク」は英語の「freak」が日本語化した言葉で、「熱狂的ファン」「心酔者」「奇人」「変人」「倒錯者」などの意味があります。
「フリーク」の使い方
「フリーク」は名詞・形容動詞として「フリークだ・である」「映画フリーク」「音楽フリーク」などと使われます。
基本的に、あるものごとに熱狂しているだけではなく、倒錯しているなど奇人・変人と呼ばれる人に使われる言葉です。
「フリーク」の例文
・『彼女はコスメフリークで、コスメの為ならお金に糸目をつけない』
「オタク」と「マニア」と「フリーク」の違い
「オタク」は「一つものごとにしか興味を示さず、非常に詳しい知識を持っている人」という意味です。
「マニア」は「一つのものごとに熱中して、異様なまでに執着する人」という意味です。
「フリーク」は「あるものごとに熱狂しているだけではなく、倒錯しているなど奇人・変人と呼ばれる人」という意味です。
まとめ
今回は「オタク」と「マニア」と「フリーク」について紹介しました。
「オタク」は「詳しい知識を持っている」、「マニア」は「異様なまでに執着する」、「フリーク」は「倒錯している」と覚えておきましょう。