この記事では、「熱意」と「熱心」と「情熱」の違いを分かりやすく説明していきます。
「熱意」とは?
「熱意」は「ねつい」と読みます。
意味は「ものごとに対して熱く強いやる気がある様子のこと」で、ものごとに対して強い意気込みがあり、勢いが盛んな様子のことです。
「熱」は「あつい」とも読み「あるものごとに感情をたかぶらせる」という意味、「意」は「心の中の考えや思い」という意味、「熱意」で「あるものごとに心の中で感情をたかぶらせること」になります。
「熱意」の使い方
「熱意」は名詞として「熱意がある・ない」「熱意を感じる」「熱意がこもる」などと使われます。
基本的に、ある一つのものごとに対して、強い意気込みがあり、気持ちがたかぶっている様子に使われる言葉です。
「熱意」の例文
・『仕事に対する熱意を買われて採用される』
「熱心」とは?
「熱心」は「ねっしん」と読みます。
意味は「あるものごとに、強く打ち込む様子のこと」という意味で、あるものごとに対して意欲を見せたり、積極的に行動することです。
「心」は「気持ちや精神」という意味、「熱心」で「あることに気持ちや感情をたかぶらせること」になります。
「熱心」の使い方
「熱心」は名詞・形容動詞として「熱心だ・である」と使われたり、形容詞として「熱心な新人」などと使われたり、副詞として「熱心に勉強する」などと使われます。
基本的に、あるものごとに対して強い意欲を見せたり、積極的に行動する様子に使われる言葉です。
「熱心」の例文
・『学生は皆熱心に名物教授の講義に聞き入っている』
「情熱」とは?
「情熱」は「じょうねつ」と読みます。
意味は「ものごとに対して気持ちが燃え立つ性質のこと」で、自分の関わるものごとに対して激しく燃える様な強い気持ちで臨む性質のことです。
「情」は「なさけ」とも読み、「ものごとに感じて起きる心の動き」という意味、「情熱」で「ものごとに感じてたかぶる心の動き」になります。
「情熱」の使い方
「情熱」は名詞として「情熱がある・ない」「情熱を燃やす」「情熱的」などと使われたり、形容詞として「情熱の国」などと使われます。
基本的に、ものごとに対して激しく燃える様な強い気持ちで取り組む性質に使われる言葉です。
「情熱」の例文
・『彼は芸術に燃える様な情熱を注いだ』
「熱意」と「熱心」と「情熱」の違い
「熱意」は「ある一つのものごとに対して、強い意気込みがあり、気持ちがたかぶっている様子」という意味です。
「熱心」は「あるものごとに対して強い意欲を見せたり、積極的に行動する様子」という意味です。
「情熱」は「ものごとに対して激しく燃える様な強い気持ちで取り組む性質」という意味です。
まとめ
今回は「熱意」と「熱心」と「情熱」について紹介しました。
「熱意」は「強い意気込みがある」、「熱心」は「積極的に行動する」、「情熱」は「激しい気持ちで取り組む性質」と覚えておきましょう。