「暴露」と「曝露」の違いとは?分かりやすく解釈

「暴露」と「曝露」の違い生活・教育

この記事では、「暴露」「曝露」の違いを分かりやすく説明していきます。

「暴露」とは?

「暴露」には3つの意味があります。

1つめは、おおいがない、あらわな状態にすることです。

特に悪事や秘密などを外に知らせることや、それらが明るみになることをいいます。

たとえば、ある20代の人がおもらしをしてしまったとします。

大人になっておもらしをしてしまい、恥ずかしい思いをしました。

幸い、このことを誰も知らないのですが、つい友人に話してしまいました。

恥ずかしいことなので、他の人には知られたくなく「絶対に誰にも言わないで」と友人に強く言っておきました。

しかし、友人はこの話は面白いと思い、他の人に話してしまいました。

知られたくないことが明るみになってしまったのです。

このことを意味する言葉になります。

2つめの意味は、風雨に当たるままにしておくこと、また風雨に当たられることです。

自転車用のカバーがあります。

このカバーをかけておけば、風雨をある程度防ぐことができます。

こういったものを使用せず、屋根もないところに自転車を置いておくと、風雨に直接当たるままになります。

この状態を指す言葉です。

3つめは細菌、ウイルス、薬品などにさらすこと、またさらされることです。

放射線量が多い地域に入るとこの状態になります。


「暴露」の使い方

知られたくないことを明るみにするといった意味で使用することが多いです。


「曝露」とは?

「曝露」には3つの意味があります。

1つめは、おおいがない、あらわな状態にすることです。

特に悪事や秘密など外に知られたくないことを知らせることや、それらが明るみになることをいいます。

2つめは、風雨に当たるままにする、また風雨に当たるままにされるという意味です。

3つめは、細菌、ウイルス、薬品などにさらすこと、またさらされることです。

細菌数が多い場所に長くいると、その細菌に感染して発症してしまうリスクが高くなります。

細菌がいる場所に実を置くことが、この意味にあたります。

「曝露」の使い方

さらすという意味で使用をします。

風雨に当たるままにする、細菌などのいる場所に身を置くといったことです。

秘密が明るみになるという意味では、「曝」の漢字はあまり使用しません。

「暴露」と「曝露」の違い

2つの言葉の意味は同じです。

「暴」は常用漢字、「曝」は常用漢字表にはのっていない漢字です。

どちらの漢字も使われますが、どちらかといえば「暴」はあばくこと、「曝」はさらすことに使用をします。

「暴露」の例文

・『暴露療法』
・『秘密を暴露する』
・『テレビで暴露されてしまう』
・『恥ずかしい出来事を暴露する』

「曝露」の例文

・『曝露する可能性が高い』
・『曝露した場合の対策を考える』
・『曝露していた時間を測定する』
・『どの程度の曝露なら安全かを調べる』

まとめ

2つの言葉の意味は同じです。

「暴」は常用漢字、「曝」は常用漢字表にのっていない漢字です。