この記事では、「死産」と「流産」の違いを分かりやすく説明していきます。
「死産(しざん)」とは?
「死産」とは、「胎児が死んだ状態で生まれること」を意味する言葉です。
医学的には「妊娠22以降に胎児が母胎の中で亡くなってしまうこと」を「死産」と定義しています。
「死産」の割合ですが、1000件の出産に対して2. 7件という統計が出ているようです。
時代が進むにつれ、死産率は減り続けており、これは医学の進歩により、かつては死産になっていたはずの胎児の命が救われていることを示しています。
「死産」の原因としては、へその緒の巻き付きやねじれ、脱出などの異常、妊娠高血圧症候群、常位胎盤早期剥離などが挙げられていますが、およそ25%は原因が分かっていません。
「流産(りゅうざん)」とは?
「流産」とは、「妊娠22週未満で妊娠が中絶すること」、転じて、「事業や計画などが実現せずに、途中で頓挫すること」という意味を表す言葉です。
医学的には「妊娠22週未満の胎児が母胎の中で亡くなってしまうこと」を「流産」と定義しています。
「流産」の割合ですが、妊娠した人のうちでおよそ15%に起こっているという統計が出ており、極めて珍しいケースでもないようです。
加えて、「流産」のおよそ80%は妊娠12週までに起こると考えられています。
「流産」の原因としては、子宮の形に異常や子宮頸管無力症などが挙げられています。
「死産」と「流産」の違い
「死産」と「流産」の違いを、分かりやすく解説します。
「死産」は「胎児が死んだ状態で生まれること」、「流産」は「妊娠22週未満で妊娠が中絶すること」を意味する言葉です。
また、医学的に「死産」は「妊娠22以降に胎児が母胎の中で亡くなってしまうこと」、「流産」は「妊娠22週未満の胎児が母胎の中で亡くなってしまうこと」と定義されています。
まとめ
「死産」と「流産」の2語の間には、語学的な意味や医学的な定義で違いがあるということでした。