「憧れ」と「恋心」の違いとは？使い方や例文も徹底的に解釈

この記事では、「憧れ」と「恋心」の違いを分かりやすく説明していきます。

「憧れ」と「恋心」の違い
1. 「憧れ」と「恋心」の使い方の違い
2. 「憧れ」と「恋心」の英語表記の違い
「憧れ」の意味
「恋心」の意味
まとめ

「憧れ」と「恋心」の違い

「憧れ」と「恋心」の違いについて紹介します。

「憧れ」と「恋心」の使い方の違い

「憧れ」は、「理想的な人や状況に対して、強く心がひかれること」に使われます。

「実現したらいいな」「付き合える可能性はまずないけど素敵な人だな」と思うことを言います。

「恋心」は、「恋愛対象として強く心がひかれること」に使われます。

「素敵な人だな」だけではなく、「できれば付き合いたいな」と思うことを言います。

「憧れ」と「恋心」の英語表記の違い

「憧れ」の英語表記は以下の通りです。

1つ目は「long」です。

「long」は形容詞の場合「長い」という意味ですが、動詞として使われる場合には「熱望する」「憧れる」という意味です。

“I am longing to live in the big city.”
(彼女は都会生活に憧れている)
2つ目は「admire」で、「尊敬する」「憧れる」という意味です。

“I admire my boss.”
(私は上司に憧れています)
「恋心」の英語表記は以下の通りです。

1つ目は「fall i love with」で、「恋に落ちる」というニュアンスです。

“I am falling in love with him.”
(私は彼に恋心を抱いている)
2つ目は「a secret crush」で、「密かなときめき」というニュアンスです。

“I have a secret crush on her.”
(僕は彼女に恋心を抱いている)

「憧れ」の意味

「憧れ」は「あこがれ」と読み、以下の2つの意味があります。

1つ目は「理想的な状況に対して『そうあればいいな』と思うこと」です。

ある状況に対して、実現したらいいなと心に思い描くことを言います。

2つ目は「理想的な人に対して、全く可能性はないと分っていて『素敵だな』と思うこと」です。

人に対して使われますが、この段階では異性として好きという気持ちではなく、単に自分の理想の存在として尊敬することを言います。

「憧れ」の使い方

「憧れ」は「実現したらいいと思うこと」「理想の存在として深く尊敬すること」に使われます。

名詞・形容動詞として「憧れだ・である」と使われたり、動詞として「憧れる・憧れた」と使われたり、「憧れを抱く・抱いた」などと使われたりします。

「憧れ」は相手に対して「好き」という気持ちの他に「尊敬」の気持ちも含まれていて、恋愛対象になる前の段階として使われることが多くなります。

「憧れ」を使った例文

・『憧れの先輩と一緒に仕事することになった』
・『学生時代から憧れていた先輩と同じ会社に入った』
・『アイドルは私の憧れの存在で、一生応援したいと思う』
・『同性としてこんな素敵な女性になりたいと憧れる』
・『定年後は海外での生活に憧れる』

「憧れ」の類語

・「焦がれる(こがれる)」
「激しく思いを寄せる」「そうなりたいと強く望む」という意味です。

・「憧憬(どうけい・しょうけい)」
「理想の存在として心を引かれること」という意味です。

「憧れ」の対義語

・「蔑む(さげすむ)」
「自分の方が上だと思って相手を見下すこと」という意味です。

「恋心」の意味

「恋心」は「こいごころ」と読みます。

意味は「相手に対して素敵な人だと思い、恋愛感情を持つこと」です。

相手のことが好きで、目の前にいるとドキドキしたり、付き合いたいと思うことを言います。

もっと相手のことを知りたい、自分に振り向いて欲しいと思い、近くにいると存在が気になってしまい、落ち着かなくなる様な気持ちです。

「恋心」の使い方

「恋心」は、「相手に対して好きで付き合いたいと思う気持ち」に使われます。

名詞・形容動詞として「恋心だ・である」と使われたり、「恋心が芽生える・芽生えた」と使われたりします。

自分の中で思っている段階の「憧れ」から一歩進んで、「相手に振り向いて欲しい」「恋愛対象になりたい」と思う気持ちに使われる表現です。